「羽が生えたアリが大量発生した!」という経験はありませんか?
羽アリにはシロアリの羽アリとクロアリの羽アリがあり、見た目は似ていても対処法は全く異なります。
本記事では両者の見分け方・発見時の正しい対処法・その後の防除対策まで詳しく解説します。

この記事を書いた人

高島 比呂人
住宅メンテナンス診断士
建築設計の専門学校を卒業後、長年建築業界に携わってきた高島です。戸建てを中心に様々な建物に関わる中で、安全で安心できる住まいの大切さを実感してきました。その経験を活かし、ホームインスペクションでは建物の細部まで丁寧にチェックし、専門知識に基づいた分かりやすい解説を心がけています

シロアリの羽アリとクロアリの羽アリ、何が違う?

羽アリが発生する理由

羽アリ(有翅虫:ゆうしちゅう)とは、繁殖のために巣から飛び立つアリの一形態です。
シロアリ・クロアリともに繁殖期になると羽のある個体(王・女王になる候補)が大量に飛び立ちます。
これを「分蜂(ぶんぽう)」または「羽アリの飛翔」と呼び、新しいコロニーを作るための行動です。
この羽アリが家の中で大量発生した場合、シロアリかクロアリかによって対処法が異なります。
特にシロアリの羽アリは「家の近くにシロアリのコロニーが存在する」「すでに家屋が侵食を受けている可能性がある」というサインであり、見逃してはいけない危険信号です。

外見での見分け方:3つの違い

特徴シロアリの羽アリクロアリの羽アリ
体の色薄茶色〜黒茶色(やや白っぽい)黒〜こげ茶色(艶がある)
くびれ胴体にくびれがない(寸胴型)胴体(腹部と胸部の間)に明確なくびれあり
翅(はね)前後4枚の翅の大きさがほぼ同じ前翅が後翅より明らかに大きい
触角の形数珠状(まっすぐ)「く」の字に曲がっている(膝状触角)
翅の落ちやすさ飛翔後すぐに翅を自ら落とす翅を長く残す

シロアリの種類ごとの羽アリ発生時期

日本で家屋に被害を与えるシロアリは主に
ヤマトシロアリ」と
イエシロアリ
の2種類で、羽アリの飛翔時期がそれぞれ異なります。

ヤマトシロアリの羽アリは4〜5月の昼間(気温が上がった晴れた日)に飛翔します。
関東以西では4月下旬〜5月が多く、天気が良い暖かい日に大量の羽アリが現れることが特徴です。

イエシロアリの羽アリは6〜7月の夕方〜夜間に飛翔します。
ヤマトシロアリより大型で、光に向かって飛ぶ性質があるため、夜に玄関の明かりや窓の光に引き寄せられて大量に集まることがあります。

いずれの種類も、羽アリが家の周辺で大量に見られた場合は、速やかに専門業者に確認を依頼することをおすすめします。

シロアリの羽アリを発見したときの正しい対処法

やってはいけないNG対処法

  • 【NG】市販のスプレー殺虫剤を大量にかける:羽アリは駆除できても、巣に潜む多数のシロアリへの効果はほぼなく、問題の解決にならない
  • 【NG】「羽アリが消えたから大丈夫」と様子を見る:羽アリが消えてもコロニーは継続して被害を与え続ける
  • 【NG】羽アリを全て手で捕まえて「解決した」と思う:根本原因のコロニーを駆除しなければ被害は続く
  • 【NG】ホームセンターで購入した薬剤を床下に自分でまく:効果が限定的で、専門的な施工なしでは十分な防除はできない

正しい対処法のステップ

シロアリの羽アリを発見したら以下のステップで対応してください。

①羽アリを数匹採取して保管する(専門業者が種類を判定するため)。翅の特徴・体の色・大きさを確認して写真を撮影する。
②発生場所・状況をメモする(発生時間帯・窓・床・天井など発生した場所・数の概算)。
③専門業者(シロアリ駆除業者・ハウスメーカー・工務店)に連絡して点検を依頼する。
④専門業者が床下・柱・壁内部などを調査し、コロニーの存在・被害の程度を確認する。
⑤点検結果に基づいて駆除工事・予防工事の内容と費用の見積もりを受け取る。
⑥納得した上で工事を依頼する。点検は多くの専門業者が無料で行っており、発見後は早めに連絡することが重要です。

クロアリの羽アリを発見した場合は?

クロアリの羽アリを家の中や庭で発見した場合は、シロアリとは異なり直接的な「木材被害」の心配はほとんどありません。

クロアリは木材を食べることなく、食料(糖分・タンパク質)や営巣場所として家の周囲を利用することはあっても、構造材を侵食することはないためです。
ただしクロアリが大量発生する場所には、クロアリのエサとなる「蜜を出すアブラムシ」が繁殖している植木・庭木がある可能性があります。
また大量のクロアリが家の内部(特に壁内・床下)に侵入している場合は、湿気や腐朽などクロアリが巣を作りやすい環境(=シロアリにとっても好条件な環境)が整っている可能性があるため、念のため床下の湿気状態とシロアリの有無を確認することをおすすめします。

羽アリ発見後に行うべき床下点検の重要性

床下点検で確認すべきポイント

シロアリの羽アリを発見した後の床下点検では、以下のポイントを専門業者に確認してもらうことが重要です。

蟻道(ぎどう)の有無
シロアリが移動するために土・糞・木屑などで作るトンネル状の通路。
基礎・束柱・土台などに付着していることが多い。
木材の食害痕
被害を受けた木材は表面は正常に見えても、内部が空洞になっている場合が多い。
ドライバーで刺してみて簡単に刺さる場合は食害の可能性がある。
湿気の状態
床下の湿気(結露・水漏れ・排水不良など)はシロアリの生育環境を作る。
湿気の度合いと原因を確認する。
シロアリの成虫・幼虫・卵の有無
活動中のシロアリがいるかどうかを直接確認する。

こうした点検は専門業者でなければ適切に行えないため、自己判断で「大丈夫」と思わずプロに依頼することが重要です。

シロアリの羽アリが出やすい季節・時間帯

シロアリの羽アリが飛翔しやすい条件を理解しておくことで、発見時に慌てずに対応できます。
ヤマトシロアリは4〜5月・気温20〜25℃・晴れた暖かい日の昼間に飛翔します。
雨の前後や雨が降ったあとの晴れた日に多く発生する傾向があります。
イエシロアリは6〜7月・気温25〜30℃・夕方から夜にかけて飛翔し、光に向かって集まります。
玄関や窓に設置された電灯に大量に集まることがあります。

どちらの種類も、飛翔期間は数日間と短く、この時期を過ぎると羽アリは見られなくなりますが、コロニーは活動を続けています。
「羽アリが消えた=解決した」と思わないことが重要です。

よくある間違いQ&A

Q:去年も羽アリが出たけど何もしなかった。今年も同じで大丈夫?

A:シロアリのコロニーは毎年同じ場所から羽アリを飛ばします。
去年から今年にかけてコロニーは成長しており、木材の食害も進行しています。
早急に専門業者による点検を受けることをおすすめします。

Q:市販のシロアリ用スプレーで対応できますか?

A:市販のスプレーでは羽アリを個別に殺虫することはできますが、床下に潜む数十万匹のコロニーを駆除することは不可能です。
根本的な解決には専門業者による薬剤処理(床下全面への散布・注入)が必要です。

Q:羽アリが家の外(庭や外壁)に多かった。家の中に入っているか心配です。

A:羽アリが外壁周辺に多数発生した場合は、家の基礎周辺や外壁内にすでにコロニーが存在している可能性があります。
外壁の木材部分(窓枠・軒裏・外壁板)も点検対象に含まれます。

シロアリ駆除後に羽アリが再発した場合

シロアリ駆除工事後に羽アリが再発した場合は、保証期間内であれば業者に無料で再処理を求めることができます。
一般的なシロアリ防除の保証期間は5年間で、保証期間内に再発した場合は無料での再防除が義務付けられています(公益社団法人日本しろあり対策協会の基準)。
ただし保証内容・再発時の対応方針は業者によって異なるため、契約前に必ず確認しておくことをおすすめします。
再発が保証期間外だった場合でも、施工業者に「以前と同じ箇所から再発した」と伝えた上で、適切な見積もりと再処理を依頼してください。

羽アリが出る前に気づけるシロアリのサイン

羽アリ以外の早期発見のポイント

シロアリの存在は羽アリが出る前から様々なサインとして現れることがあります。
以下のポイントを日常的に確認することで、羽アリが発生する前に早期発見につなげることができます。

床のきしみ・柔らかさ
シロアリに食害された床は通常より柔らかく感じられ、歩くと大きくきしむことがあります。
ドアや窓の開閉が悪くなった
シロアリ被害による木材の変形(食害で空洞化→重みで変形)でドア枠・窓枠が歪むことがあります。
壁・天井のシミやふくらみ
シロアリの活動に伴う湿気の蓄積でクロスがふくらんだりシミが出たりすることがあります。
床下に小さな土の塊や砂状のものがある
蟻道や活動跡が床下に残ることがあります。
木くず・羽の残骸が窓周辺に落ちている
分蜂前後に翅を落とした跡が残ることがあります。

これらのサインに気づいたら、羽アリの発生を待たずに専門業者への点検依頼を検討してください。

羽アリを家の中に入れないための予防策

飛翔期間中の対策

シロアリの羽アリが飛翔する時期(4〜7月)に、室内への侵入を防ぐための対策を紹介します。
窓・換気口の網戸を確認する
目が細かい網戸(18〜24メッシュ)であれば羽アリの侵入を防げます。
夜間の照明(イエシロアリ対策):
イエシロアリは光に引き寄せられるため、飛翔期(6〜7月)の夜間は玄関灯・外灯を必要最小限にすることで侵入リスクを減らせます。
室内に入った羽アリの処理
室内に入ってきた羽アリは掃除機で吸い取る・濡れティッシュで捕まえるといった方法で除去できます。
ただしこれは根本対策にはならないことを忘れないでください。

シロアリと他の害虫(羽アリに間違えやすい虫)

羽アリに間違えやすい昆虫

昆虫名シロアリ羽アリとの違い危険度
クロアリの羽アリくびれあり・前後翅の大きさ異なる・触角が「く」の字木材への直接被害なし
チャタテムシ体が小さく(1〜2mm)白っぽい・翅を持つものは羽アリに似るが顔つきが違うカビを食べる・食品汚染の可能性
コバエ類体型・翅の形状が明らかに異なる・アリ形ではない食品汚染・衛生上の問題
キクイムシ羽はあるが「アリ型」ではなく甲虫型木材を穿孔する木材害虫

専門業者に点検を依頼した後の流れ

点検から工事完了までのスケジュール

羽アリ発見後に専門業者に連絡してから工事完了までの一般的なスケジュールをお伝えします。
連絡・予約
専門業者に電話またはウェブフォームで問い合わせ(所要時間:10〜15分)。
点検・調査
業者が訪問して床下・建物全体を調査(所要時間:1〜3時間)。多くの業者が無料で実施。
見積もり提示:調査結果に基づく工事内容・費用の見積もりを受け取る(調査当日〜3日以内)。
契約・工事日程の調整:内容を確認して契約し、工事日を調整(即日〜1週間程度)。
駆除工事の実施:薬剤散布・注入・ベイト設置など(1〜半日)。
完了確認・保証書交付
工事完了後に業者から説明を受け保証書を受け取る。羽アリ発見から工事完了まで、おおよそ1〜3週間程度が目安です。
コロニーの活動は工事日まで続くため、早め早めの行動が重要です。

シロアリ防除業者の選び方

信頼できる業者を選ぶ3つの基準

羽アリ発見をきっかけにシロアリ業者を選ぶ際の重要な基準を3つ紹介します。

公益社団法人日本しろあり対策協会の登録業者かどうか
同協会に登録した業者は一定の技術水準・倫理基準を満たしており、信頼性の目安になります。
5年間の保証書を発行しているかどうか
業界基準として防除施工後5年間の保証が標準です。保証書の内容(再発時の無料再処理条件・対象範囲)を事前に確認してください。
見積もりが詳細かどうか
「施工面積」「使用薬剤名・希釈倍率」「工事内容の詳細」が記載された見積書を発行する業者は透明性が高いと言えます。

「安いから」「訪問販売で勧められたから」という理由だけで決めるのは避け、複数の業者から見積もりを取って比較することをおすすめします。

羽アリ発見から防除完了後のアフターケア

シロアリ駆除工事が完了した後も、以下のアフターケアを継続することで再発リスクを低減できます。

年1回の自己点検
床下点検口から床下をのぞいて蟻道・食害跡の有無を確認する(懐中電灯を使用)。異常を感じたら業者に連絡する。
5年ごとの専門業者による定期防除
防除の効果は5年程度で薄れることが多いため、保証期間満了前後に再防除を依頼する。
飛翔期(4〜7月)の注意
毎年この時期に羽アリの有無を確認し、発見した場合は業者(保証期間内は無料)に連絡する。
湿気対策の継続
床下の換気改善・防湿工事を行い、シロアリが好む高湿環境を排除し続ける。

シロアリ対策は一度で終わりではなく、長期的な継続管理が求められることを理解しておくことが重要です。

羽アリを発見した際は、まず体形(くびれの有無・翅の大きさ・触角の形)でシロアリかクロアリかを判断することが第一歩です。
シロアリの羽アリだった場合は速やかに専門業者に点検を依頼し、床下のコロニーの有無を確認することが重要です。市販の殺虫剤での対応は根本的な解決になりません。

シロアリ羽アリの実例:発見から解決までのケーススタディ

ケース①:浴室周辺から羽アリが大量発生

神奈川県横浜市の築22年木造戸建て。
5月上旬の晴れた日に浴室の窓枠周辺から大量の羽アリが発生。
虫の形状(くびれなし・翅が4枚で同サイズ)からシロアリと判断し、翌日にシロアリ業者に連絡。
点検の結果、浴室の壁内・床下の束柱にヤマトシロアリのコロニーを確認。
被害を受けた木材の修繕と床下への薬剤処理で総工事費17万円。5年間の保証書を受け取り、現在は定期点検で問題なし。
「発見から3日以内に業者を呼んで正解だった」とのことです。

ケース②:夜の玄関灯に集まる大量の羽アリ

大阪府吹田市の築30年木造2階建て。
7月の夜間に玄関外灯の下に翅が多数落ちているのを発見。
翌朝確認すると翅の形状(4枚が同サイズ)からイエシロアリと判断。
業者の調査でウッドデッキ下と玄関ポーチの基礎部分にコロニーを確認。特にウッドデッキの木材が大きく食害されており、ウッドデッキの修繕(木材交換)と基礎・土台部分への薬剤処理で総工事費28万円。
「玄関に翅が大量に落ちていたのが最初のサインだった。
もっと早く気づけばよかった」という声を頂きました。

ケース③:クロアリと間違えて放置した事例

千葉県市川市の築15年木造戸建て。
4月末に床下収納庫の周りで羽アリを発見したが、「黒いからクロアリだろう」と放置。その年の秋に床がきしみ始め、業者に点検を依頼。結果はヤマトシロアリによる広範囲の食害で、修繕費用が60万円超に膨らんでしまいました。
「あのとき業者に確認してもらえばよかった」という後悔の声をいただきました。
羽アリの種類の自己判断は危険です。
疑わしい場合は必ず専門家に確認してもらいましょう。

シロアリ防除における緊急度の判断

羽アリを発見した際の緊急度の判断基準を紹介します。最も緊急性が高いのは
①玄関・浴室・台所などの水回り付近から大量の羽アリが出た場合(水回りはシロアリ被害が最も多い箇所)、
②床が明らかにやわらかくなっている・きしみが増した場合(構造材への食害が進行している可能性)、
③去年に続いて今年も同じ場所から羽アリが出た場合(コロニーが成長・拡大している可能性)です。
これらのケースでは1〜3日以内に業者に連絡することをおすすめします。
緊急性がやや低いのは
①庭・外構の木材周辺から少数の羽アリが出た場合、
②初めて羽アリを発見したが家の外(玄関前・庭など)
だった場合などです。
ただしいずれの場合も「数週間以内に一度は業者の点検を受ける」ことが安心への近道です。

シロアリ羽アリと建物の資産価値への影響

シロアリの羽アリが発生する=シロアリのコロニーが存在するということは、住宅の資産価値にも影響する重大な問題です。
不動産取引においてシロアリ被害の有無は重要な告知事項であり、売買時に告知義務があります。
シロアリ被害を放置した状態での売却は買主から値引き交渉されやすく、場合によっては売却後に「瑕疵担保責任」を問われるリスクもあります。一方、シロアリ防除工事を適切に実施し、保証書があれば「きちんと管理された住宅」としての評価につながります。

羽アリ発見を住宅の適切な維持管理のきっかけと捉え、早期に対処することが長期的に住宅の価値を守ることになります。

まとめ:羽アリを発見したらすぐに専門家へ

シロアリと羽アリについて本記事でお伝えした内容のポイントをまとめます。
羽アリの見分け方の最大のポイントは
「くびれの有無(シロアリは寸胴型でくびれがない)」
「翅の大きさ(シロアリは前後4枚がほぼ同サイズ)」
「触角の形(シロアリはまっすぐな数珠状・クロアリはく字型)」
の3点です。シロアリの羽アリと分かった場合は市販の殺虫剤でのその場しのぎの対処ではなく、速やかに専門業者に連絡して床下調査を依頼することが最優先です。
クロアリの羽アリであっても、家の内部に大量発生した場合は床下の湿気・環境状態を確認することをおすすめします。
羽アリの発生はシロアリコロニーが存在することの「明確な証拠」です。見て見ぬふりをせず、早期発見・早期対処で大切な住まいを守ってください。
シロアリ対策は住宅の長期的な耐久性と資産価値を維持するための最も基本的なメンテナンスです。
「もしかしてシロアリ?」と感じた瞬間に行動することが何よりも大切です。

羽アリ発生前のシロアリ予防でコスト削減

シロアリの羽アリが発生する前から予防的にシロアリ防除を実施することで、駆除が必要な事態を未然に防ぐことができます。
新築から5年目を目安に最初の予防的防除を実施し、以降5年ごとに継続することが理想的な予防スケジュールです。
予防防除のコストは1回あたり10〜18万円程度(延床面積・工法による)で、シロアリ被害が発生した後の駆除+修繕費用(数十万〜数百万円)と比較すると非常に割安です。
また築年数が経過するほど木材が乾燥・老朽化してシロアリのリスクが高まるため、「羽アリが出てから対処する」ではなく「羽アリが出る前に予防する」という考え方が住まいを守る上で理想的です。飛翔シーズン(4〜7月)前の春先(2〜3月)に「今年こそシロアリ点検を受けよう」と計画することをおすすめします。

シロアリ問題を家族で共有することの大切さ

シロアリ問題は住まいに関わる全員で共有することが大切です。
特に羽アリは飛翔期のわずかな時期にしか現れないため、家族の誰かが「羽アリを見た」という情報を共有しないまま「気にしなかった」で終わってしまうケースがあります。
家族全員に「4〜7月にアリのような虫が多数出てきたらすぐに家族に知らせてほしい」と伝えておくことが、早期発見の重要な手がかりになります。
また年に1回の床下点検・定期防除の必要性を家族で理解し、維持管理費用として住宅費の予算に組み込んでおくことも重要です。住まいを
守ることは家族みんなで取り組む大切な課題です。

シロアリの羽アリに関する法律・規制の知識

シロアリ防除業者が使用する薬剤は
「農薬取締法」
「毒物及び劇物取締法」などの法律によって規制されています。
登録された薬剤のみが防除に使用可能であり、適切な資格・手続きを持つ業者のみが施工できます。
悪質業者対策として、
・見積もり費用が極端に安い
・高圧的に即日契約を迫る
・使用薬剤名や施工内容を明示しない業者には注意が必要です。

消費者庁・国民生活センターにはシロアリ防除業者に関するトラブル相談が毎年多数寄せられています。
被害にあった場合は国民生活センター(188)または消費者ホットライン(188)に相談することができます。

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