
旧耐震基準の住宅は、現行基準と比べて地震に対する強度が不足している可能性があります。
本記事では新耐震基準との違い、耐震診断の方法、具体的な改修工法、そして自治体の補助金を活用して費用を抑える方法まで、旧耐震住宅にお住まいの方が知っておくべき情報を専門的に解説します。
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北岸 一弥
ホームインスペクター
北岸です。25年以上建築業界に携わり、戸建て住宅や中古物件など多様な建物の診断を経験してきました。長年の経験で培った専門知識と確かな目で、建物の構造や設備、雨漏りのリスクなどを丁寧に確認しています。目に見えない部分も分かりやすく解説することを心がけています。
1. 新耐震基準と旧耐震基準の違い
住宅の耐震性を考えるうえで最初に理解しておきたいのが「新耐震基準」と「旧耐震基準」という区分です。
この2つを分けるのは建築確認の申請日であり、具体的には1981年6月1日が境目となっています。
この日以降に建築確認を受けた建物は新耐震基準、それより前のものは旧耐震基準として扱われます。
1-1. 1981年6月1日が分岐点になった理由
1978年に発生した宮城県沖地震では、多くの建物が大きな被害を受けました。
この地震被害の検証を踏まえて建築基準法施行令が改正され、1981年6月1日以降に建築確認を申請する建物には、より厳しい耐震基準が適用されることになりました。これが新耐震基準と呼ばれるものです。
新築年だけで判断するのではなく、建築確認を受けた日がいつかという点が重要になります。
中古住宅を購入する際にも、この日付を基準に旧耐震・新耐震を見分けることが一般的です。
1-2. 基準の具体的な違い
旧耐震基準は「中規模の地震(震度5強程度)で建物が損傷しないこと」を主な目標としていました。
一方、新耐震基準では「中規模の地震で損傷しないこと」に加え、「大規模の地震(震度6強から7程度)で倒壊・崩壊しないこと」という条件が加わりました。
つまり新耐震基準は、これまで想定されていなかった大地震への耐久性を明確に求めるようになった点が最大の違いです。
さらに2000年には木造住宅の耐震基準がさらに強化され、地盤に応じた基礎の設計や、筋交いの配置バランス、接合部の金物指定などが具体化されました。
このため旧耐震基準の住宅は、現行基準と比べて2段階分の耐震性の差がある場合もあります。
新耐震・旧耐震の見分け方
建築確認日が分からない場合は、確認申請書や検査済証、建築年月が記載された固定資産税の課税明細書などで確認できます。
明確な書類が見つからない場合は、耐震診断を行う専門家に相談することで、図面や現況から大まかな建築時期を推定してもらうことも可能です。

2. 旧耐震基準住宅に潜むリスク
旧耐震基準の住宅は、必ずしもすべてが危険というわけではありませんが、構造的に弱点を抱えているケースが多く見られます。
過去の大地震における被害傾向を見ると、旧耐震基準の住宅にリスクが集中していることが分かります。
2-1. 阪神淡路大震災で見られた被害の傾向
1995年の阪神淡路大震災では、倒壊・大破した木造住宅の多くが旧耐震基準で建てられたものでした。被害が大きかった住宅には共通点があり、壁の量が少なく耐力壁の配置に偏りがあったこと、基礎が無筋コンクリートや玉石基礎だったこと、土台や柱の接合部が金物で固定されておらず地震の揺れで引き抜かれてしまったこと、瓦屋根など重い屋根材により建物上部の重量が大きく揺れを増幅させたことなどが挙げられます。これらの弱点が複合的に重なった住宅で、特に深刻な倒壊被害が発生したとされています。
2-2. 老朽化との複合リスク
旧耐震基準の住宅は建築から40年以上経過していることが多く、構造材自体の経年劣化が進んでいる場合があります。
木材の腐朽やシロアリ被害、金物の腐食、基礎のひび割れなどが進行していると、もともとの耐震性能がさらに低下している可能性があります。耐震性は新築時の設計だけでなく、現況の劣化状態によっても大きく変動するため、見た目だけで安全性を判断することは危険です。
- 壁の配置バランスが悪い住宅は、ねじれるような変形(捩れ振動)が生じやすく倒壊リスクが高まります
- 基礎に鉄筋が入っていない「無筋基礎」は、地震時に基礎自体が割れてしまうことがあります
- 土台と柱の接合部に金物がない場合、引き抜き力に抵抗できず倒壊につながりやすくなります
- 重い瓦屋根は建物の重心を高くし、地震時の揺れを増幅させる要因になります
3. 耐震診断の方法
自宅が地震に対してどの程度の強度を持っているかを知るには、専門的な耐震診断を受けることが第一歩です。
木造住宅の耐震診断には主に「一般診断法」と「精密診断法」の2種類があります。

3-1. 一般診断法とは
一般診断法は、図面の確認と目視による現地調査を中心とした診断方法です。
壁の配置や量、屋根の重さ、建物の形状などの情報から、おおよその耐震性能を算出します。
比較的短時間・低コストで実施でき、耐震改修が必要かどうかを判断するための第一段階として広く使われています。多くの自治体の無料・低額の耐震診断補助制度も、この一般診断法をベースにしている場合が多くあります。
3-2. 精密診断法とは
精密診断法は、壁や天井の一部を開口して構造材や接合部の状態を直接確認するなど、より詳細な調査を行う方法です。
一般診断法よりも精度が高く、実際に改修工事を行う際の具体的な補強計画を立てるために用いられます。
床下や天井裏への進入調査、金物の種類の確認、基礎の配筋状態の調査などが含まれることが多く、調査には数日〜数週間程度かかる場合があります。
3-3. 上部構造評点の考え方
耐震診断の結果は「上部構造評点」という数値で表されます。これは建物の保有する耐震性能を、想定される地震に対する強度の比率として示したものです。
評点が1.0未満の場合は「倒壊する可能性がある」、1.0以上1.5未満の場合は「倒壊しない可能性が高いが安心はできない」、1.5以上であれば「倒壊しない」と評価される目安になっています。旧耐震基準の住宅では評点0.3〜0.7程度という結果になることも少なくなく、現行基準を満たすには大規模な補強が必要になるケースが多く見られます。
| 上部構造評点 | 評価の目安 | 対応の方向性 |
|---|---|---|
| 1.5以上 | 倒壊しない | 現状維持で問題なし |
| 1.0以上〜1.5未満 | 一応倒壊しない | 余裕を持った補強が望ましい |
| 0.7以上〜1.0未満 | 倒壊する可能性がある | 優先的な耐震改修が必要 |
| 0.7未満 | 倒壊する可能性が高い | 早急な耐震改修が必要 |
診断結果はあくまで目安
上部構造評点は地震時の倒壊可能性を予測するための指標であり、絶対的な安全性を保証するものではありません。
評点が1.5以上であっても、想定を超える地震や地盤条件によっては被害が生じる可能性があることを理解しておく必要があります。
4. 具体的な耐震改修工法
耐震診断の結果、補強が必要と判断された場合には、住宅の弱点に応じてさまざまな改修工法が組み合わされます。
代表的な工法を紹介します。
4-1. 耐震壁の増設
壁の量が不足している住宅では、新たに耐力壁を増設することで耐震性を高めます。
既存の開口部の一部を壁に変えたり、間取りを見直して壁を追加したりする方法が一般的です。
壁の配置バランスを見直すことで、地震時のねじれ変形を抑える効果も期待できます。
4-2. 筋交いの設置
柱と柱の間に斜め材(筋交い)を入れることで、水平方向の力に対する抵抗力を高めます。
筋交いは比較的施工がしやすく、壁の中に収めることができるため、リフォームと合わせて実施されることが多い工法です。片方向だけでなく、たすき掛けに筋交いを入れることでより高い効果が得られます。
4-3. 構造用合板による面材補強
柱と柱の間に構造用合板を釘打ちして耐力壁とする工法です。
筋交いと比べて壁全体で力を受け止めるため、安定した耐震性能を発揮しやすいとされています。外壁の改修や内装リフォームのタイミングで合わせて施工されることも多くあります。
4-4. 基礎の補強・無筋基礎への増し打ち
旧耐震基準の住宅では、鉄筋が入っていない無筋基礎や、ひび割れの多い基礎が見られることがあります。
このような場合には、既存の基礎の側面や上部に新たに鉄筋とコンクリートを増し打ちし、一体化させることで基礎の強度を高める補強が行われます。
基礎が弱いままでは上部構造をどれだけ補強しても効果が限定的になるため、診断結果次第では優先的に対応すべき項目です。
4-5. 屋根の軽量化
瓦屋根は美観や耐久性に優れる一方、金属屋根などと比べて重量があり、建物の重心を高くして地震時の揺れを増幅させる要因になります。
耐震改修の一環として、瓦屋根から軽量な金属屋根(ガルバリウム鋼板など)に葺き替えることで、建物全体に加わる地震力を軽減する方法もよく採用されます。
屋根の軽量化は耐震性向上だけでなく、雨漏りリスクの低減にもつながる場合があります。
4-6. 接合部の金物補強
柱と土台、柱と梁などの接合部が金物で固定されていない、または金物が不十分な住宅では、地震の引き抜き力によって接合部が外れ、倒壊につながる危険があります。
ホールダウン金物や火打ち金物などを追加することで、接合部の強度を高め、建物全体の一体性を確保します。比較的低コストで効果が見込めるため、優先順位の高い補強項目とされることが多くあります。
主な耐震改修工法チェックリスト
- 耐力壁の増設・配置バランスの見直し
- 筋交いの追加・たすき掛け化
- 構造用合板による面材補強
- 無筋基礎への増し打ち・基礎補強
- 瓦屋根から軽量屋根材への変更
- 接合部への金物(ホールダウン金物等)の追加
- 劣化した土台・柱の交換
5. 耐震改修の費用目安
耐震改修の費用は住宅の規模、劣化状況、必要な補強範囲によって大きく異なります。
あくまで一般的な目安として、工法別・規模別の費用感を以下に示します。
| 改修内容 | 工事範囲の目安 | 費用目安 |
|---|---|---|
| 耐震診断(一般診断法) | 住宅全体 | 無料〜10万円程度(補助活用時) |
| 耐震診断(精密診断法) | 住宅全体 | 15〜40万円程度 |
| 部分的な金物補強・筋交い追加 | 1〜2階の一部 | 30〜100万円程度 |
| 耐力壁の増設・面材補強 | 建物の半分程度 | 100〜250万円程度 |
| 基礎補強(増し打ち) | 基礎の一部〜全体 | 50〜200万円程度 |
| 屋根軽量化(瓦から金属屋根) | 屋根全体 | 80〜200万円程度 |
| 全面的な耐震改修(評点1.0以上を目指す) | 建物全体 | 150〜400万円程度 |
費用は建物の構造や立地、施工会社によっても変動するため、複数の業者から見積もりを取って比較することが望ましいです。
また、上部構造評点をどこまで上げるかによっても工事範囲・費用が変わるため、まずは診断結果を踏まえて優先順位を整理することが重要です。
6. 耐震改修に使える補助金制度
耐震改修には多くの自治体が補助金制度を設けており、これを活用することで自己負担額を大きく減らすことができます。
これらの制度の多くは、国の耐震改修促進法に基づく耐震化の推進方針を受けて、各自治体が独自に整備しているものです。
6-1. 耐震診断への補助
多くの自治体では、旧耐震基準の住宅を対象に耐震診断費用の補助を実施しています。
一般診断法であれば無料、または数万円程度の自己負担で受けられる場合が多く、精密診断法についても費用の一部を補助する自治体があります。
耐震改修補助を申請する前提として、まず耐震診断を受けることが条件になっているケースが一般的です。
6-2. 耐震改修工事への補助
耐震診断の結果、上部構造評点が一定水準(多くは1.0未満)と判定された住宅に対して、改修工事費の一部を補助する制度が広く設けられています。
補助率は工事費の3分の1から3分の2程度、補助上限額は60万円〜150万円程度が一般的な目安とされていますが、これは自治体によって大きく異なり、年度ごとに制度内容が見直されることもあります。
耐震シェルターや防災ベッドの設置など、部分的な対策に対する補助メニューを用意している自治体もあります。
6-3. ブロック塀・付帯設備への補助
住宅本体の耐震改修だけでなく、危険なブロック塀の撤去・改修に対する補助制度も多くの自治体で整備されています。
上限額は10万円〜30万円程度とされることが多く、住宅の耐震化と合わせて検討する価値があります。
6-4. 耐震改修促進法との関係
これらの補助制度の多くは、大規模地震に備えて住宅・建築物の耐震化を促進することを目的とした耐震改修促進法の方針に基づいて整備されています。
国は耐震化率の向上を政策目標としており、自治体はこれを受けて補助制度を運用しています。
ただし制度の有無や内容、予算規模は自治体によって差があり、年度によって受付件数に上限が設けられていることも多いため、早めの情報収集が重要です。
補助金活用のポイント
補助金の金額・補助率・対象工事の範囲は自治体ごとに大きく異なります。
お住まいの市区町村の建築指導課や住宅課などの窓口に直接確認し、最新の制度内容を把握することが欠かせません。
7. 補助金活用の注意点
補助金は耐震改修の費用負担を大きく軽減できる一方で、申請の手順を誤ると補助を受けられなくなることがあります。
代表的な注意点を確認しておきましょう。
7-1. 事前申請が必須
耐震改修の補助金は、工事に着手する前に申請し、自治体の承認を受けることが原則として必須です。
工事を始めてしまった後や、工事完了後に申請しても、原則として補助の対象にならないケースがほとんどです。リフォーム会社と契約する前に、まず補助金の申請スケジュールを確認することが重要です。
7-2. 自治体ごとに制度が異なる
補助金の対象となる工事内容、補助率、上限額、申請に必要な書類は自治体ごとに異なります。
同じ都道府県内でも市区町村によって制度が大きく違うことがあるため、近隣の制度を参考にする際は注意が必要です。
必ずお住まいの自治体の最新情報を確認するようにしてください。
7-3. 予算には限りがある
多くの自治体の補助制度は年度ごとに予算枠が設定されており、申込みが多い場合は早期に受付終了となることがあります。年度の早い時期に情報収集し、申請の準備を進めることが望ましいです。
7-4. 施工業者の選定条件がある場合も
一部の自治体では、補助金の対象となる工事を「自治体に登録された施工業者」に限定している場合があります。
契約前に、利用予定の業者が補助金の対象施工業者として認められているかを確認しておくことが大切です。
- 工事着手後の申請は原則不可。必ず事前申請を行うこと
- 補助金額・対象工事は自治体ごとに異なるため、必ず最新の情報を窓口で確認すること
- 年度ごとの予算枠があるため、早めの申請が望ましい
- 対象施工業者の指定がある自治体もあるため、契約前の確認が必要
8. 耐震改修を検討する際の進め方
実際に耐震改修を検討する場合、どのような順序で進めればよいのかを整理しておきます。

8-1. ステップ1:自治体窓口への相談
まずはお住まいの自治体の建築指導課などに相談し、耐震診断・改修に関する補助制度の有無と概要を確認します。
この段階で必要な書類や申請の流れについても聞いておくとスムーズです。
8-2. ステップ2:耐震診断の実施
補助制度を利用しながら耐震診断を依頼し、上部構造評点や具体的な弱点を把握します。
診断結果は今後の改修計画の土台になるため、信頼できる建築士・専門業者に依頼することが重要です。
8-3. ステップ3:改修計画と見積もりの取得
診断結果に基づいて、必要な補強内容と費用の見積もりを複数の業者から取得します。
優先順位をつけ、予算と補助金額を踏まえた現実的な改修プランを検討します。
8-4. ステップ4:補助金の事前申請
工事内容が決まったら、工事着手前に補助金の申請を行います。
承認が下りてから契約・着工に進むのが一般的な流れです。
8-5. ステップ5:施工と完了報告
工事完了後は、自治体が求める完了報告書類を提出し、補助金の交付を受けます。
工事中の写真や請求書などの保管が必要になることが多いため、業者と事前に確認しておきましょう。
9. よくある質問
Q1. 旧耐震基準の住宅は必ず耐震改修が必要ですか?
必ずしも全ての旧耐震基準住宅が危険というわけではありません。過去の増改築やリフォームの際に耐震補強が行われている場合もあります。まずは耐震診断を受けて上部構造評点を確認し、現状の耐震性能を客観的に把握することが第一歩です。
Q2. 耐震改修の工事期間はどのくらいですか?
補強範囲によって異なりますが、部分的な金物補強であれば数日程度、耐力壁の増設や基礎補強を含む大規模な改修では2週間〜1ヶ月程度かかることが一般的です。居住しながらの工事が可能な場合もありますが、仮住まいが必要になるケースもあります。
Q3. 上部構造評点を1.0以上にすれば安全と言えますか?
評点1.0以上は「一応倒壊しない」という目安であり、絶対的な安全を保証するものではありません。
予算が許す場合は1.5以上を目指すことで、より安心できる耐震性能を確保できます。
診断士と相談しながら、現実的な目標評点を設定することが大切です。
Q4. 補助金の申請は自分でできますか?
申請は施主自身が行うことも可能ですが、必要書類が多く手続きが複雑な場合が多いため、耐震診断や改修を依頼する業者が申請をサポートしてくれることが一般的です。
事前に業者に補助金申請の代行・サポートが可能か確認しておくとよいでしょう。
Q5. マンションでも同じ補助制度は使えますか?
マンション(共同住宅)の耐震診断・改修にも補助制度が設けられている自治体は多くありますが、戸建て住宅向けの制度とは別枠で運用されることが一般的です。
管理組合が窓口となって申請するケースが多いため、まずは管理組合への相談が必要です。
まとめ
旧耐震基準の住宅は、1981年6月1日より前に建築確認を受けた建物であり、現行基準と比べて耐震性能に差がある可能性があります。まずは耐震診断を受けて上部構造評点を確認し、必要な補強工法を専門家とともに検討することが大切です。
耐震改修には自治体の補助金制度を活用できる場合が多くありますが、補助内容は自治体ごとに異なり、工事着手前の事前申請が原則となるため、早い段階での情報収集と相談が欠かせません。
10. 耐震改修業者の選び方
耐震改修は専門性の高い工事であり、業者選びが工事の品質と費用対効果を大きく左右します。
選定の際に確認すべきポイントを整理します。
10-1. 耐震診断士・建築士が在籍しているか
耐震診断・改修の計画には、木造住宅の耐震診断に関する専門知識を持つ建築士や耐震診断士の関与が欠かせません。
診断結果の解釈や補強計画の妥当性を正しく判断できる専門家が在籍しているかどうかを確認しましょう。資格の有無だけでなく、過去の耐震改修の実績件数を尋ねることも有効です。
10-2. 補助金申請のサポート実績
自治体の補助金制度は申請書類や手続きが複雑な場合が多く、過去に補助金申請のサポートを行った経験が豊富な業者であれば、スムーズに手続きを進められる可能性が高くなります。
事前に補助金申請の代行実績について確認しておくとよいでしょう。
10-3. 複数業者からの見積もり比較
耐震改修の費用は業者によって差が出やすいため、最低でも2〜3社から見積もりを取得し、工事範囲・使用する金物や合板の仕様・保証内容を比較することが重要です。
極端に安い見積もりは、必要な補強範囲が省略されている可能性もあるため、内容を十分に確認する必要があります。
10-4. 工事後の保証・アフターサービス
耐震改修工事には、施工後の保証期間やアフターサービスの内容を明確にしている業者を選ぶことが望ましいです。
万が一施工不良があった場合の対応方針や、定期点検サービスの有無についても事前に確認しておくと安心です。
見積もり比較で確認したいポイント
見積書には工事範囲、使用する金物・合板等の仕様、施工保証の年数、補助金申請サポートの有無を明記してもらいましょう。
総額だけでなく、内訳の詳細を比較することが適正な業者選びにつながります。
※本記事について
掲載している費用は一般的な相場の目安です。実際の工事費用は、住宅の状況や施工内容、使用する材料などによって異なります。
また、補助金制度は実施状況や予算、対象条件、申請期間などにより内容が変更・終了する場合があります。
最新の情報は各制度の公式発表をご確認いただくか、お気軽にお問い合わせください。
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