
シロアリ被害は早期発見が命です。
本記事では自分でできる床下のセルフチェックの方法・チェックポイント・発見した場合の対処法と、専門業者による点検との違い・費用・選び方まで詳しく解説します。
被害を最小限に抑えるための点検知識を身につけましょう。
この記事を書いた人

高島 比呂人
住宅メンテナンス診断士
建築設計の専門学校を卒業後、長年建築業界に携わってきた高島です。戸建てを中心に様々な建物に関わる中で、安全で安心できる住まいの大切さを実感してきました。その経験を活かし、ホームインスペクションでは建物の細部まで丁寧にチェックし、専門知識に基づいた分かりやすい解説を心がけています。
なぜシロアリの早期発見が重要なのか
発見が遅れるほど被害が拡大する
シロアリは木材の表面からではなく内部から食い進むため、外見からは被害が分かりにくいという特徴があります。
床下から侵入したシロアリは、築5〜10年以上かけて柱・土台・根太などの構造材に大きな被害を与えることがあります。
被害が軽微な段階で発見できれば駆除費用・修繕費用を大幅に抑えられますが、発覚が遅れて構造材に大きなダメージが生じると修繕費用だけで数百万円になるケースもあります。
年1回の点検習慣が住まいの長寿命化につながります。
特に木造住宅は竣工後5年目・10年目・20年目の節目に専門業者による総合診断を受けることで、シロアリ以外の劣化(腐朽・白アリ・雨漏りなど)も含めた包括的な住宅状態の確認ができます。
住宅は適切なメンテナンスを行えば50年・100年と住み続けることが可能で、早期発見・早期対処の習慣が長期にわたる住宅資産価値の維持にもつながります。
シロアリが多い時期(発見しやすい季節)
シロアリの活動が活発になり発見しやすい時期は春から初夏(4月〜7月)です。
この時期は羽アリ(羽つきシロアリの成虫)が飛来する時期で、床下や窓際に羽アリを発見した場合はシロアリのコロニーが近くにある可能性が高いです。
ヤマトシロアリの羽アリは4〜5月の晴天日の午前中に飛来し、イエシロアリの羽アリは6〜7月の夕方以降に灯りに集まります。
春から初夏に年1回のセルフチェックを行う習慣をつけることをおすすめします。

自分でできる床下シロアリセルフチェックの方法
セルフチェックに必要な道具
床下のセルフチェックに必要な道具は以下のとおりです。
①懐中電灯・ヘッドライト(床下は暗いため明るいLEDライトを用意)、
②防塵マスク・作業手袋・作業着(床下は埃やカビが多い環境)、
③叩き棒・マイナスドライバー(木材を叩いて状態を確認するため)、
④デジタルカメラ・スマートフォン(異常箇所を撮影して記録するため)、
⑤膝パッド・ヘルメット(狭い床下での作業を安全に行うため)。
床下への入り口は床下点検口(和室の押し入れ底・洗面台下・浴室脇などにあることが多い)から入ります。
注意/床下の高さなど事前に調べ、無理のないように注意してください。
床下の確認ポイント①:蟻道の有無
蟻道(ぎどう)はシロアリが土・木くず・排泄物で作る泥のトンネルで、シロアリ被害の最も分かりやすいサインです。
基礎コンクリートの表面・木材の表面・土台と基礎の接合部などに黄褐色〜灰褐色の泥のトンネルが作られていれば、現在進行形でシロアリが活動している証拠です。
蟻道の幅は5〜10mm程度で、コンクリートの縦方向・横方向に伸びることが多いです。
基礎の外周部(コーナー・換気口の周辺)を特に重点的に確認してください。
床下の確認ポイント②:木材の状態
土台・大引(おおびき)・束(つか)などの木材を叩いて確認します。
健全な木材は叩くと「コンコン」という詰まった音がしますが、シロアリに食われた木材は「ドスドス」「ボコボコ」という空洞のある音がします。
また木材表面を指で押して軟らかくなっていたり、ドライバーなどで刺すと深く入る場合は内部が空洞化しているサインです。
床下の腐朽菌(白腐れ・褐色腐れ)による木材劣化と区別するため、木材に白いシロアリ自体や蟻道が見られるかどうかも合わせて確認します。
注意/木材が叩いたことにより崩れ落ち、ケガをする危険がありますので十分に注意してください。
床下の確認ポイント③:湿気・カビの状況
床下が過剰に湿気ていたりカビが生えていたりする場合は、シロアリが好む環境が整っているサインです。
床下の木材が水気を帯びていたり、防湿シートが劣化・破損していたりする場合は早急な対処が必要です。また床下に木材の切れ端・廃材が放置されている場合、それがシロアリの食糧・住処になることがあるため除去が必要です。
床下の湿度の目安として、木材表面に結露が見られる場合は湿度が高すぎる状態です。
床下の確認ポイント④:外周(基礎)の目視確認
住宅の外周の基礎コンクリートを外から目視確認することも有効なセルフチェックです。
基礎の表面に泥状の蟻道が見られれば、地中からシロアリが侵入している証拠です。
また基礎のひび割れからシロアリが侵入するケースもあるため、0.3mm以上のひび割れがある場合は建築士・専門業者に相談することをおすすめします。
外構・庭の枯れ木・木製フェンス・植木鉢の下もシロアリの巣になることがあるため確認してください。
セルフチェックで異常を発見した場合の対処法
発見状況別の対処の優先度
| 発見した状況 | 緊急度 | 推奨する対処 |
|---|---|---|
| 羽アリが室内に多数発生 | 高(すぐに業者連絡) | 発生場所を特定し専門業者に連絡 |
| 床下に蟻道を発見 | 高(1週間以内に業者連絡) | 写真撮影後に専門業者に調査依頼 |
| 木材を叩くと空洞音 | 中(1か月以内に業者調査) | 写真・動画で記録後に業者に相談 |
| 床下が非常に湿気っている | 中(防湿対策を検討) | 換気改善・防湿シート設置を検討 |
| 庭の枯れ木にシロアリ発見 | 低〜中(予防的対応) | 枯れ木除去+床下予防処理の検討 |
専門業者によるシロアリ点検との違い
専門業者の点検でわかること
専門業者による点検はセルフチェックよりも精度が高く、目に見えない部分の被害も発見できます。
業者は床下全体を系統的に調査し、
・木材の含水率計測(水分量を数値で把握)
・赤外線カメラによる壁内部の温度分布確認(壁内の蟻道や活動状況を非破壊で確認)
・薬剤の残留濃度測定などの専門機器を使って調査します。
また経験豊富な専門家は蟻道の形状・状態からシロアリの種類・コロニーの大きさ・侵入経路などを推定できます。
セルフチェックと専門点検を組み合わせることで、より確実な早期発見が可能です。
専門業者の点検費用の目安
| 点検の種類 | 費用目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 無料点検(業者が提供) | 0円 | 施工依頼を前提とした点検。中立性に注意 |
| 有料点検(独立系) | 5,000〜15,000円 | 中立的な立場からの診断報告書付き |
| 住宅診断と一体化した点検 | 50,000〜100,000円 | 建物全体の診断に含む形で実施 |
| 保証期間内の定期点検 | 0円(保証に含む) | 施工業者が保証継続のため毎年実施 |
セルフチェックの具体的な手順と注意点
床下点検口の場所を事前に把握する
多くの住宅には床下点検口が設けられています。一般的な設置場所は
①洗面台の床・洗面脱衣室の床、
②和室の押し入れ底、
③廊下の一部、
④浴室近くの床などです。
点検口のサイズは45cm×45cmまたは60cm×60cmが標準で、大人一人が潜れる程度の大きさがあれば床下へのアクセスが可能です。
点検口の蓋は専用のつまみ・取っ手を持ち上げることで開けられます。点検口が見当たらない場合は大工・リフォーム業者に依頼して設置してもらうことができます(費用:2〜5万円程度)。
床下に入る前の安全確認
床下は密閉空間のため、酸欠や一酸化炭素中毒のリスクがあります。
床下に入る前に
①換気扇がある場合は稼働させて5分以上換気する、
②複数人で作業し一人が外で待機する(緊急時の対応のため)、
③携帯電話・懐中電灯の電池を事前に確認する、
④作業後は体に付いた埃をよく払いシャワーを浴びるなどの安全対策を取ってください。
無理に奥まで入ろうとせず、安全に確認できる範囲でセルフチェックを行い、不安な箇所は専門業者に確認を依頼してください。
写真・動画で記録する重要性
セルフチェック中に異常を発見した場合、必ず写真・動画で記録してください。
専門業者に相談する際に記録があると状況を正確に伝えられ、適切な対処の提案を受けやすくなります。
蟻道を発見した場合は、蟻道の全体像・細部・周辺の木材状態を複数枚撮影してください。
木材の叩いた際の様子を動画で記録しておくと、空洞音のエビデンスとして活用できます。
また発見した場所(どの方角の基礎・土台から何cm程度の位置)もメモしておくと業者の調査がスムーズになります。

シロアリ被害の進行段階と対処の緊急度
初期段階(蟻道形成期)
シロアリが家に侵入して最初に行うのは蟻道(食餌経路となるトンネル)の形成です。
この段階では木材への食害は始まっていますが、構造上の問題はまだ軽微です。
蟻道を発見した際に早期に対処できれば、駆除費用だけで済む可能性が高く、木材修繕の必要性も低くなります。
この段階での対処が最も費用対効果が高いため、年1回のセルフチェックで蟻道の早期発見を目指してください。
中期段階(木材食害進行期)
シロアリが木材の内部を食い進む中期段階では、表面からは分かりにくいですが内部が空洞化し始めます。
・叩くと空洞音がする
・床がわずかにフカフカする
・ドアの建て付けが悪くなる
などの症状が現れることがあります。
この段階での発見でも、駆除後に木材補強工事(根太・土台の部分補修)で対応できるケースがほとんどです。
木材の修繕費用が数十万円程度かかりますが、全体的な構造補強には至らないことが多いです。
重篤段階(構造材大規模被害)
長期間にわたって放置されると、柱・梁・土台など主要な構造材が大きく損傷し、建物の耐震性に影響が出る段階に達します。
床が明らかに沈む・壁が傾く・扉が閉まらないなどの症状が現れれば重篤段階の可能性があります。
この段階では駆除費用に加えて構造補強工事・耐震補強工事が必要になり、費用が数百万円に達することもあります。
重篤段階になる前に年1回の点検で早期発見することが何より重要です。
プロの点検と比べたセルフチェックのメリット・デメリット
| 項目 | セルフチェック | 専門業者の点検 |
|---|---|---|
| 費用 | 0円(道具代のみ) | 0〜15,000円 |
| 発見精度 | 目視可能な範囲のみ | 壁内・高精度機器対応 |
| 対応頻度 | 年何度でも可 | 年1回程度 |
| 専門知識 | 不要(基礎知識があれば可) | 専門家による高精度診断 |
| 報告書 | なし | 書面での診断報告書あり |
| 限界 | 専門知識不足・見落としリスク | 費用がかかる・依頼の手間 |
シロアリ点検を依頼できる業者の種類
シロアリ専門防除業者
シロアリ専門防除業者は防除の実施を前提とした点検を行うことが多く、点検自体は無料の場合がほとんどです。
点検から防除工事まで一括して依頼できるため、発見即対応が可能です。
ただし「防除工事のための点検」という性質上、不必要な工事を提案されるリスクがあるため、複数社の点検・見積もりを比較することが重要です。
公益社団法人日本しろあり対策協会(JSIA)の会員業者を選ぶことで一定の信頼性が担保されます。
住宅診断士(ホームインスペクター)
住宅診断士はシロアリだけでなく建物全体の状態を中立的な立場で診断するため、「シロアリ被害の有無」だけでなく「全体的な劣化状態」「修繕の優先順位」なども含めた包括的な診断が受けられます。
中古住宅購入前の点検に特に有効です。
費用は5万〜10万円程度かかりますが、中立的な診断報告書が得られるため、売主への修繕交渉・価格交渉の根拠としても活用できます。
工務店・ハウスメーカーの定期点検
新築住宅を施工した工務店・ハウスメーカーが提供する定期点検の中にシロアリ点検が含まれる場合があります。
建物の構造・使用材料を熟知している施工者による点検であるため、潜在的なリスクを把握した精度の高い点検が期待できます。
定期点検の案内が来た際は必ず受け入れ、シロアリに関する気になる点を担当者に確認してください。
セルフチェック後の次のステップ
- 異常なし:次回点検(翌年春)の予定を記録しておく
- 湿気・カビを発見:床下換気扇・防湿シートの設置を業者に相談
- 蟻道を発見:すぐにシロアリ専門業者に連絡し調査を依頼
- 木材空洞音を発見:1か月以内に専門業者に調査を依頼
- 羽アリが大量発生:発生当日中に業者に緊急連絡
- 5年以上点検なし:すぐに専門業者による総合点検を依頼
セルフチェックの限界と業者点検が必要な場合
セルフチェックでは発見できないケース
セルフチェックには限界があります。
壁内・天井裏・基礎の内部に侵入したシロアリは、床下からの目視では発見できません。
また床下のアクセスが難しい箇所(バスユニット下・和室畳下など)は一般の方が確認できないケースがあります。
さらに初期段階の被害(蟻道が作られる前の段階)や、薬剤が残留している状態での活動休止中のシロアリは目視での発見が困難です。
「床下に異常はないが何となく不安」という場合や、5年以上シロアリ点検・防除を行っていない場合は専門業者による総合的な点検を依頼することをおすすめします。
業者点検を必ず依頼すべきタイミング
以下のタイミングでは必ず専門業者に点検を依頼してください。
①春に羽アリが室内または床下換気口周辺で大量発生した場合、
②前回のシロアリ防除から5年以上が経過した場合、
③中古住宅を購入する前(購入後に被害が発見されると修繕費用が自己負担になる)、
④床がフカフカする・扉の建てつけが悪くなるなど構造的な異変が感じられる場合、
⑤近隣でシロアリ被害の報告があった場合。
特に中古住宅の購入前点検は最重要で、シロアリ被害の有無を確認してから売買交渉を進めることが購入者を守る最善策です。
シロアリ点検のQ&A
Q:床下に入るのが怖いのですが、入らなくてもチェックできますか?
A:床下に入らなくてもある程度のチェックは可能です。
①床を歩いてフカフカ感がないか確認する(床が沈む・弾力がある場合は床下構造材の劣化の可能性)、
②押し入れ・クローゼットの床板を叩いて空洞音がないか確認する、
③春(4〜5月)に羽アリが室内や窓際に飛来しないか観察する。
ただし精度は低いため、不安な場合は専門業者に有料点検を依頼することをおすすめします。
Q:シロアリとアリを見分ける方法を教えてください。
A:シロアリと普通のアリは外見が異なります。
シロアリは体がほぼ直線(くびれが小さい)で、羽アリは前翅と後翅がほぼ同じ大きさ(前後の翅が等しい)です。
普通のアリは胴体がくびれており、羽アリは前翅が後翅より大きい。
また色の違いも参考になり、ヤマトシロアリの羽アリは茶褐色、イエシロアリの羽アリはやや黄色がかっています。
発見した場合は写真を撮り、業者に確認してもらうことをおすすめします。
シロアリ点検を成功させるための季節別カレンダー
春(3〜5月):最重要点検シーズン
春はシロアリが最も活発になる時期で、羽アリの発生が確認しやすい最重要の点検シーズンです。
特に4月下旬〜5月のヤマトシロアリの羽アリ発生時期は「シロアリ被害発見のゴールデンウィーク」とも言えます。
晴れた日の午前中に窓を開けて室内を観察し、羽アリが飛んでいないか確認してください。
また床下点検口から床下の蟻道・木材状態を確認するには、気温が上がり活動が活発になる春から初夏が最適です。
梅雨(6〜7月):イエシロアリに注意
梅雨時期はイエシロアリの羽アリが夕方〜夜間に灯りに集まる時期です。
イエシロアリはヤマトシロアリより攻撃性が強く、被害の進行速度も速いため早期発見が特に重要です。
梅雨は床下も湿気が高くなる時期で、防湿シートの確認・換気口の清掃も合わせて行うことをおすすめします。
秋(9〜11月):点検の総まとめ
秋は気温が下がりシロアリの活動が落ち着く時期ですが、夏の間に進行した被害を確認するための重要な点検時期です。また翌年春の点検に向けて、床下の環境改善(湿気対策・換気改善)を実施するのに最適な季節です。業者への点検・防除依頼も比較的余裕がある時期で、春の繁忙期より予約が取りやすいことが多いです。

シロアリ点検を習慣化するためのコツ
シロアリ点検を習慣化するためには「決まった時期・決まった手順」で実施することが重要です。
「ゴールデンウィーク前に床下チェック」
「秋の大掃除と一緒に床下換気口清掃」
など、他の生活習慣と組み合わせるとルーティン化しやすくなります。
スマートフォンのカレンダーに「年次シロアリチェック」のリマインダーを設定しておくことで、忙しい生活の中でも点検を忘れずに実施できます。
また点検の記録(日付・確認箇所・状況・写真)を専用のノートやスマートフォンのアプリに残しておくことで、経年変化の把握が容易になります。
床下以外でも確認すべきシロアリ被害のポイント
外壁・基礎の外側
住宅の外周をぐるりと歩き、基礎コンクリートの表面に泥状のトンネル(蟻道)がないか確認します。
特に地面との接触部分・換気口の周辺・配管の貫通部分は重点的に確認してください。
基礎に接触している木材(玄関ポーチの木製部材・ウッドデッキなど)はシロアリの侵入路になりやすいため、叩いて空洞音がないか確認します。
庭・外構の確認
庭に枯れ木の切り株・廃材・木製フェンスがある場合は特に注意が必要です。
これらはシロアリのコロニーの出発点になることがあり、庭から住宅本体への侵入につながります。
庭の枯れ木は早めに撤去し、木製フェンス・花壇の枕木などは定期的にシロアリの有無を確認してください。
また植木鉢の下や落ち葉の堆積場所もシロアリが好む湿気が溜まりやすい場所です。
屋内の確認ポイント
床下に入らなくても、屋内からできる確認方法があります。
①床を歩き「スポンジを踏むような」弾力感がある箇所がないか確認する、
②押し入れ・クローゼットの床・天井を叩いて空洞音がないか確認する、
③木製の壁・柱に近い箇所を叩いて空洞音がないか確認する、
④浴室・洗面台・キッチン周辺(水回り)の床下は湿気が高くシロアリが侵入しやすい場所なので重点的に確認する、
⑤窓周辺の木製部材(窓枠・敷居・鴨居)に変色・軟化がないか確認する。
シロアリ点検の重要ポイントをまとめます。
セルフチェックは年1回(春〜初夏)が理想で、蟻道・木材叩き・湿気確認の3点を必ず行ってください。
発見した異常は写真で記録し、緊急度に応じて即日〜1か月以内に専門業者へ連絡することが被害を最小化する鍵です。
5年以上点検・防除をしていない場合は今すぐ専門業者による総合点検を依頼することをおすすめします。
床下のシロアリセルフチェックは年1回(春〜初夏)実施することが理想です。
蟻道・木材の空洞音・湿気の状態を確認する基本のチェックを習慣化しましょう。
異常を発見した場合はすぐに専門業者に連絡し、5年に1度は専門業者による総合点検を依頼することで、被害の早期発見と最小限の修繕費用で住まいを守ることができます。
シロアリ被害が拡大する前に発見できれば、数十万円の駆除費用で済むところが、発見が遅れると数百万円の構造補修が必要になります。
点検習慣こそが最も費用対効果の高いシロアリ対策です。
点検記録の残し方と次回点検への引き継ぎ
シロアリ点検の記録を継続的に残すことで、経年変化の把握と適切なメンテナンスタイミングの判断が容易になります。
記録すべき内容は
①点検日時・天気・季節、
②確認した箇所(床下・外周・屋内)、
③発見した異常の有無・内容・写真、
④専門業者を呼んだ場合は業者名・点検内容・結果・見積もり内容です。
この記録は住宅売却時にも価値を発揮します。
シロアリ点検・防除の履歴が残っている住宅は、購入者への安心感を提供でき、売却価格の交渉においてもプラスに作用することがあります。
また家族が住宅に関する情報を共有しておくことで、ご自身が不在・高齢になった際も適切な点検・メンテナンスが継続できます。
点検の記録は「住宅のメンテナンス履歴書」として大切に保管してください。


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