
内窓(インナーサッシ・二重窓)を設置するリフォームの費用・効果・施工方法を詳しく解説します。最もコスパの高い断熱リフォームの一つであり、工期の短さと効果の実感しやすさから、断熱リフォームの入口として選ばれることが多い工事です。製品の種類、ガラスの選び方、施工の流れ、補助金の活用法まで、内窓リフォームを検討する方に必要な情報を網羅しました。賃貸住宅やマンションでも導入しやすい点も大きな魅力であり、これから断熱対策を始めたいすべての方に役立つ内容です。
この記事を書いた人

高島 比呂人
住宅メンテナンス診断士
建築設計の専門学校を卒業後、長年建築業界に携わってきた高島です。戸建てを中心に様々な建物に関わる中で、安全で安心できる住まいの大切さを実感してきました。その経験を活かし、ホームインスペクションでは建物の細部まで丁寧にチェックし、専門知識に基づいた分かりやすい解説を心がけています。
内窓(インナーサッシ)とは何か
内窓(インナーサッシ)とは、既存の窓の室内側にもう一枚窓を取り付け、二重窓構造にするリフォームです。既存のサッシを撤去する必要がなく、窓枠の内側に新しいサッシを後付けするだけで施工できるため、工期が短く、住みながらでも実施できる点が大きな特徴です。
内窓が断熱リフォームの代表格である理由
住宅の熱損失の約半分は窓を経由して発生するとされており、窓の断熱性能を改善することが断熱リフォーム全体の効果を最も効率的に高める方法とされています。内窓設置はその中でも特に施工が簡単でコストパフォーマンスが高いため、断熱リフォームの第一歩として最も多く選ばれている工法です。
内窓と複層ガラス交換の違い
断熱効果を高める窓の改修には、内窓設置のほかに既存サッシのガラスを複層ガラスに交換する方法もあります。ガラス交換は既存のサッシ枠をそのまま使うため、サッシ枠がアルミ製の場合は枠自体から熱が伝わる「熱橋」が残ります。一方、内窓設置は枠も含めて新たに樹脂製のサッシを追加するため、枠からの熱損失も抑えられ、より高い断熱効果を発揮します。
内窓リフォームの費用相場
内窓の費用はガラスの種類、フレームの素材、窓のサイズによって変動します。一般的な戸建て・マンションで採用されるサイズ・仕様ごとの費用目安は以下の通りです。
| 窓のタイプ | サイズ目安 | 費用目安(1窓あたり) |
|---|---|---|
| 小窓・腰窓 | 幅60〜90cm×高さ90〜110cm | 3〜6万円 |
| 中型窓 | 幅90〜120cm×高さ110〜150cm | 5〜8万円 |
| 掃き出し窓・大型窓 | 幅150〜180cm×高さ180〜200cm | 8〜12万円 |
| 特殊サイズ・出窓 | 規格外サイズ | 10〜18万円 |
マンションの場合、共用部分にあたる既存サッシに触れずに施工できる内窓は特に相性が良く、戸建てよりも導入しやすいケースが多いです。一般的な3LDKマンション(窓6〜8箇所)であれば、総額30万円〜60万円程度が目安になります。管理規約上サッシの交換が認められていないマンションでも、内窓設置であれば専有部分内の工事として許可されるケースが多い点も大きな利点です。
内窓に使われるガラスの種類と選び方
内窓のガラスにはいくつかの種類があり、目的に応じて選ぶことで効果を最大化できます。
単板ガラス
最も安価なガラスですが、断熱性能は複層ガラスに比べて劣ります。コストを最優先する場合や、既存窓自体がすでに複層ガラスである場合の補助的な内窓として選ばれることがあります。
複層ガラス(ペアガラス)
2枚のガラスの間に空気層を設けた構造で、断熱性能と結露防止効果のバランスが良く、内窓の中でも最も標準的に選ばれるガラスです。空気層の厚さ(6mm・12mmなど)が大きいほど断熱性能が向上します。
Low-E複層ガラス
ガラス表面に特殊な金属膜(Low-E膜)をコーティングしたガラスで、断熱性能に加えて夏場の遮熱性能も高めることができます。Low-E膜が室内側にあるタイプは断熱重視、室外側にあるタイプは遮熱重視という違いがあり、地域の気候特性に応じて選択します。
真空ガラス・トリプルガラス
ガラスとガラスの間を真空にしたり、3枚のガラスを重ねたりすることで、最高クラスの断熱性能を実現します。費用は標準的な複層ガラスより高くなりますが、極めて高い断熱効果と防音効果を両立できるため、寒冷地や交通量の多い道路沿いの住宅で選ばれています。
内窓リフォームで得られる効果
内窓リフォームは断熱性能の向上だけでなく、複数の付随的な効果をもたらします。
- 断熱効果:窓からの熱損失を抑え、冬の底冷え・夏の熱気侵入を軽減
- 結露防止効果:室内側の窓表面温度が下がりにくくなり、結露の発生を大幅に抑制
- 防音効果:二重構造により外部からの騒音侵入を軽減。交通量の多い道路沿いに効果的
- 防犯効果:窓が二重になることで侵入に時間がかかり、防犯性が向上
- UVカット効果:Low-Eガラスの採用で紫外線による家具・床の劣化を軽減
結露防止効果の仕組み
結露は室内の暖かく湿った空気が冷たい窓表面に触れて水滴化する現象です。内窓を設置すると、室内側の窓ガラス表面温度が外気の影響を受けにくくなり、結露が発生しにくくなります。特に冬場に窓の下にタオルを置かなければならないほど結露がひどい住宅では、内窓設置による改善効果を強く実感できます。
防音効果が高く評価される理由
内窓は既存の窓との間に空気層ができるため、音の伝わりを物理的に遮断する効果があります。特に幹線道路沿いや線路の近くなど、外部の騒音が気になる住宅では、断熱目的だけでなく防音目的で内窓を選ぶケースも多く見られます。
内窓リフォームの施工の流れ
内窓リフォームは工事の手軽さも大きな魅力です。一般的な施工フローを把握しておきましょう。
現地調査・採寸
既存の窓枠のサイズを正確に採寸し、内窓を取り付けるためのスペースが確保できるかを確認します。窓枠の奥行きが浅い場合は設置できる製品に制約が出ることもあるため、事前確認が重要です。
製品の選定・発注
採寸結果に基づき、ガラスの種類・フレームカラー・開閉方式(引き戸・FIX窓など)を選定して発注します。製品の納期は概ね1〜3週間程度です。
施工当日の作業
内窓の取り付け自体は1窓あたり1〜2時間程度で完了します。既存の窓枠にビスで新しい枠を固定し、サッシ本体を取り付けるだけのシンプルな工程のため、大掛かりな解体や粉塵の発生もほとんどありません。複数窓を同時に施工する場合でも、1日で全て完了するケースが多いです。
内窓リフォームの補助金活用
内窓設置は2026年現在の住宅省エネキャンペーンにおいても主要な対象工事の一つです。窓の断熱改修は補助金制度の中でも特に手厚く支援される傾向があり、製品の性能等級によって補助額が変動します。
| 製品の性能区分 | 補助額目安/窓 | 備考 |
|---|---|---|
| 標準性能の複層ガラス内窓 | 1〜2万円程度 | 基本的な断熱効果 |
| 高性能Low-E複層ガラス内窓 | 2〜4万円程度 | 断熱+遮熱効果 |
| 最高性能トリプルガラス内窓 | 4〜6万円程度 | 最も高い補助率が適用される傾向 |
補助金申請の注意点
補助金の対象となるのは、登録された性能基準を満たす製品かつ登録事業者による施工に限られます。安価な非登録製品を選んでしまうと補助金が使えなくなるため、発注前に対象製品であるかを業者に確認することが重要です。
内窓のフレーム素材の違いと選び方
内窓のフレーム素材には主に樹脂とアルミ樹脂複合の2種類があり、断熱性能と価格のバランスが異なります。
樹脂フレーム
樹脂は熱を伝えにくい素材であるため、フレームからの熱損失を最小限に抑えられます。内窓の多くは樹脂フレームが採用されており、断熱性能を最大限に重視する場合の標準的な選択肢です。耐久性も高く、紫外線による劣化や変色を抑えた製品も増えています。
アルミ樹脂複合フレーム
室外側にアルミ、室内側に樹脂を組み合わせた構造で、樹脂フレームよりも強度が高い一方、断熱性能は樹脂フレームに一歩譲ります。デザイン性やコストを重視する場合に選ばれることがありますが、内窓本来の断熱目的を最大化したい場合は樹脂フレームがおすすめです。
内窓の開閉方式のバリエーション
内窓には複数の開閉方式があり、設置場所の使い方に応じて選択します。
| 開閉方式 | 特徴 | おすすめの設置場所 |
|---|---|---|
| 引き戸(引き違い) | 最も一般的。操作が簡単 | リビング・寝室・掃き出し窓 |
| FIX窓(はめ込み) | 開閉不可だが気密性が最も高い | 普段開けない窓・出窓 |
| すべり出し窓 | 換気量を細かく調整できる | トイレ・浴室の小窓 |
| 折れ戸 | 開口部を広く確保できる | 出入りする掃き出し窓 |
普段あまり開閉しない部屋の窓であれば、気密性が最も高いFIX窓を選ぶことで断熱効果を最大化できます。一方、ベランダに出入りする掃き出し窓は引き戸タイプが使いやすく、生活スタイルに合わせた選定が重要です。
内窓設置時に注意すべき施工上のポイント
内窓は比較的シンプルな工事ですが、いくつかの注意点を押さえておくことで、後悔のない施工につながります。
- 窓枠の奥行きが浅い場合、希望する製品が設置できないことがあるため事前確認が必須
- カーテンレールの位置によっては内窓の開閉スペースと干渉する場合がある
- 出窓やコーナー窓など特殊な形状は標準サイズでは対応できず、特注対応が必要になることがある
- 断熱効果を最大化するには、既存窓との間の気密性(隙間の有無)も重要
- 引き戸タイプは網戸の設置位置との干渉も事前に確認しておく
内窓リフォームの工事中の生活への影響
内窓設置は工事中の生活への影響が極めて小さい点も魅力のひとつです。大規模な解体を伴わないため、粉塵や大きな騒音が発生することはほとんどなく、家具の移動も最小限で済みます。施工当日も普段通りの生活を続けながら作業を進められるため、小さな子どもや高齢者がいる家庭でも安心して依頼できます。
内窓リフォームの業者選びのポイント
内窓設置は比較的シンプルな工事ですが、採寸の精度や製品選定のアドバイスの質によって最終的な満足度が大きく変わります。業者選びでは以下の点を確認しましょう。
採寸の正確さと製品知識
内窓は既存窓枠の奥行き・幅・高さを正確に採寸する必要があります。採寸に誤差があると製品が取り付けられない、または隙間ができて断熱効果が落ちるといった問題が生じます。経験豊富な業者であれば、特殊な形状の窓やサイズ違いの窓にも柔軟に対応してくれます。
複数メーカー製品を比較提案できるか
内窓には複数のメーカー(大手サッシメーカー各社)が製品を展開しており、性能・価格・デザインにそれぞれ特徴があります。1社の製品だけを勧める業者よりも、複数メーカーの中から住宅に合った製品を提案できる業者の方が、結果的に満足度の高い選択につながりやすいです。
補助金申請のサポート体制
内窓は補助金の主要な対象工事であるため、登録事業者として申請代行を行ってくれる業者を選ぶことで、手続きの手間を大幅に減らすことができます。見積もり時に補助金適用後の実質負担額を提示してくれる業者は、価格の透明性も高いと言えます。
内窓リフォームの費用対効果を高める工夫
限られた予算の中で内窓リフォームの効果を最大化するためには、設置箇所と製品グレードの優先順位付けが重要です。
- 最も長時間過ごすリビング・寝室から優先的に設置する
- 結露がひどい部屋には特に高性能なガラスを選ぶ
- 北向きの部屋は断熱重視、南向き・西向きの部屋は遮熱重視のガラスを選ぶ
- 普段開閉しない窓はFIXタイプを選び気密性を最大化する
- 補助金の対象となる製品グレードを優先的に検討する
このように部屋ごとの用途や方角に応じてガラスやフレームを使い分けることで、同じ予算でもより高い満足度を得ることができます。設置箇所ごとに最適な仕様を選び抜くことが、内窓リフォームを成功させる最大のポイントです。
内窓リフォームのケーススタディ
ケース1:リビングの底冷え対策(掃き出し窓2箇所)
築15年の戸建てでリビングの掃き出し窓2箇所に内窓を設置。費用は18万円(補助金適用後12万円)。施工は半日で完了し、冬場に窓際でひんやりした空気を感じることがなくなったとの声がありました。結露も大幅に減少し、カーテンのカビの心配がなくなったという付随的な効果も得られています。
ケース2:マンションの防音目的での内窓設置
幹線道路沿いのマンションで、寝室の窓に防音重視の内窓(複層ガラス+気密性の高いフレーム)を設置。費用は8万円。設置後、車の走行音や工事の音が大幅に軽減され、夜間の睡眠の質が向上したという結果が得られました。断熱効果としても冬場の窓際の冷気が和らいだとの報告があります。
ケース3:全室への内窓設置で家全体の温度を均一化
築25年の戸建てで全12窓に内窓を設置。総額85万円(補助金適用後58万円)。施工後は家全体の室温のばらつきが大幅に減少し、特に北側の寝室や脱衣所の寒さが改善されました。年間の暖房費削減額は約3.5万円と算出され、補助金適用後の回収期間は約17年と見積もられています。
Q. 内窓を後から追加で増やすことはできますか?
可能です。まずはリビングや寝室など優先度の高い部屋から設置し、効果を確認した上で他の部屋にも追加していく進め方は多くの家庭で採用されています。1窓単位で発注できる柔軟性が内窓の大きなメリットです。
Q. 内窓の断熱効果はどれくらい持続しますか?
樹脂フレームやガラス自体の性能は経年劣化が少なく、適切な使用環境であれば20年以上にわたって断熱効果を維持できます。ただし、開閉部のパッキンやレールなど消耗部品は数年〜10年程度で劣化することがあるため、定期的な点検をおすすめします。
Q. 内窓設置で電気代はどれくらい安くなりますか?
住宅の規模や設置窓数によって異なりますが、一般的な戸建てでリビング・寝室など主要な窓に内窓を設置した場合、年間の暖冷房費が1〜3万円程度削減されるケースが多く報告されています。窓の数や使用時間が多い部屋ほど効果を実感しやすい傾向があります。
Q. 内窓設置は確定申告で控除を受けられますか?
一定の条件を満たす窓の断熱改修工事は、所得税の住宅ローン控除やリフォーム促進税制の対象になる場合があります。工事内容や性能基準によって適用条件が異なるため、施工前に税務署や施工業者に確認しておくとよいでしょう。
内窓設置後のメンテナンス頻度の目安
内窓は基本的にメンテナンスフリーに近い建材ですが、レールに溜まったホコリの除去や、パッキン部分の劣化確認を年に1〜2回程度行うことで、長期間にわたり快適な開閉操作と気密性を維持できます。引き戸タイプは特にレール部分の清掃を習慣化すると、滑りの悪化を防げます。
こうした日常的な手入れを続けることで、内窓本来の断熱性能と防音性能を長く維持し続けることができます。
内窓と組み合わせると効果が高まる関連工事
内窓単体でも高い効果が得られますが、他の断熱工事と組み合わせることでさらに住宅全体の快適性を高めることができます。
カーテン・ブラインドとの併用
内窓設置後も、厚手の遮熱・断熱カーテンを併用することで、窓周りの保温効果をさらに高めることができます。特に冬場は窓とカーテンの間に空気の層ができることで、追加の断熱効果が期待できます。
床下断熱との組み合わせ
窓からの熱損失を抑えても、床下からの底冷えが残っている場合は、内窓と床下断熱を組み合わせることで、家全体の温度ムラをより効果的に解消できます。特に1階のリビングや和室では、この組み合わせが特に効果を発揮します。
断熱カーテンレールとの干渉に注意
内窓を設置する際は、既存のカーテンレールの位置と内窓の開閉スペースが干渉しないか事前に確認することが重要です。レールの位置を調整するか、内窓専用のレール延長部品を使用することで、見た目と機能性を両立できます。
内窓と他の窓断熱工法との比較
窓の断熱性能を高める方法には内窓設置以外にも複数の選択肢があります。それぞれの特徴を比較することで、自分の住宅に最適な工法を選びやすくなります。
| 工法 | 費用目安/窓 | 工期 | 断熱性能 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 内窓設置 | 3〜10万円 | 1〜2時間 | 高い | 既存窓を残せる。最も手軽 |
| ガラス交換 | 2〜8万円 | 1〜2時間 | 中〜高 | サッシ枠は既存のまま |
| カバー工法(サッシ交換) | 8〜20万円 | 半日〜1日 | 非常に高い | 枠ごと刷新。気密性も向上 |
| サッシ撤去新設 | 15〜30万円 | 1〜2日 | 最高 | 外壁の補修が必要。大掛かり |
カバー工法との違いをどう判断するか
カバー工法は既存サッシの外側に新しいサッシ枠をかぶせて設置する工法で、内窓よりも高い断熱性能を実現できますが、費用も高くなります。既存サッシの劣化が進んでいる場合や、開口部の見た目を一新したい場合はカバー工法が適していますが、コストを抑えてまず効果を試したい場合は内窓設置から始めるのが合理的です。
内窓設置が向いている住宅の特徴
内窓は既存の窓やサッシを解体しないため、賃貸住宅やマンションでも導入しやすく、外壁や外観に影響を与えない点が大きな利点です。また工事が短時間で済むため、在宅のまま施工を依頼できる点も多くの家庭に選ばれている理由のひとつです。
内窓リフォームと夏場の暑さ対策
内窓は冬の防寒対策としてのイメージが強いですが、夏場の暑さ対策としても効果的です。特にLow-Eガラスを採用した内窓は、外からの強い日射熱を反射し、室内の温度上昇を抑える効果があります。
西日が強い部屋での効果
西向きの部屋は夕方の西日によって室温が大きく上昇しやすい特徴があります。遮熱タイプのLow-E内窓を設置することで、西日による室温上昇を緩和し、冷房効率の改善にもつながります。
2階の部屋との組み合わせ効果
2階の部屋は屋根からの熱が伝わりやすく夏場に高温になりやすいため、内窓と天井断熱を組み合わせることで、より効果的な暑さ対策が可能になります。窓からの日射熱と天井からの伝導熱の両方を抑えることで、エアコンの設定温度を上げても快適に過ごせるようになります。
内窓リフォームでよくある質問
Q. 内窓を設置すると窓の開閉が不便になりませんか?
内窓は既存窓とは独立して開閉できるため、普段は内窓だけを開閉し、換気時には両方の窓を開けるという使い方が一般的です。引き戸タイプが主流で、操作性に大きな不便を感じるケースは少ないとされています。
Q. 内窓の掃除や手入れは大変ですか?
内窓と既存窓の間にできる空間(中間層)には多少のホコリが入り込むことがありますが、定期的に内窓を開けて拭き掃除をすれば問題ありません。多くの製品は引き戸を簡単に取り外せる設計になっており、メンテナンス性も配慮されています。
Q. すべての窓に内窓を設置する必要がありますか?
必須ではありません。寒さや結露が特に気になる部屋(リビング・寝室・北側の部屋)から優先的に設置し、効果を確認しながら範囲を広げる方法でも十分な効果が得られます。
Q. 内窓の色やデザインは選べますか?
フレームカラーはホワイト・ブラウン・木目調など複数のバリエーションが用意されており、既存のインテリアに合わせて選択できます。透明ガラスだけでなく、目隠し効果のある型ガラスも選べるため、浴室やトイレの窓にも対応可能です。
Q. 内窓は何年くらい使えますか?
樹脂フレームの耐久性は20〜30年程度とされており、適切なメンテナンスを行えば長期間にわたって性能を維持できます。レールの滑りが悪くなった場合は部品交換で対応できることが多く、全体を再施工する必要はほとんどありません。
内窓(インナーサッシ)リフォームは費用の手頃さ、施工の手軽さ、効果の実感しやすさの三点が揃った、断熱リフォームの中でも特に始めやすい工事です。
ガラスの種類やフレームの選択によって断熱性・防音性・遮熱性のバランスを調整できるため、住宅の悩みに合わせた最適な製品選びが重要です。
補助金を活用すれば実質負担をさらに抑えられるため、まずは最も気になる部屋の窓から検討してみることをおすすめします。
※本記事について
掲載している費用は一般的な相場の目安です。実際の工事費用は、住宅の状況や施工内容、使用する材料などによって異なります。
また、補助金制度は実施状況や予算、対象条件、申請期間などにより内容が変更・終了する場合があります。最新の情報は各制度の公式発表をご確認いただくか、お気軽にお問い合わせください。
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