家メンテでは「住宅を長く守る」「資産価値を維持する」「履歴管理」をコンセプトにしています。
・なぜ住宅診断にAIが必要なのか
・従来の住宅診断との違い
・家メンテだからできるAI診断
・AIだけで終わらず、必要に応じてリアル住宅診断につながる安心感
こちらの記事ではこれらを分かりやすく5回に分けて解説します。
今回は第3回目となります。

この記事を書いた人

家メンテスタッフ T・S
宅地建物取引士・住宅診断士・インテリアコーディネーター・買取再販士
不動産売買、住宅診断、リフォーム提案など住宅に関わる幅広い業務に従事。これまで数多くの住宅の維持管理や資産価値向上をサポートしてきた経験を活かし、現在は「家メンテ」の住宅診断サービスを通じて戸建住宅の長寿命化と適切なメンテナンスの普及に取り組んでいる。

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目次

AI住宅診断とホームインスペクションの違いとは?どちらを受ければいい?住宅診断の選び方を解説

「AI住宅診断と、住宅診断士が家に来て行う住宅診断は何が違うの?」
「AIだけで本当に家の状態が分かるの?」
「ホームインスペクションを受けた方が安心なのでは?」

AI住宅診断という言葉を初めて知った方の中には、このような疑問を持たれる方も多いのではないでしょうか。

結論からお伝えすると、

AI住宅診断と、住宅診断士による現地での住宅診断(ホームインスペクション)は、
どちらか一方を選ぶものではありません。

それぞれ役割が異なります。
AI住宅診断は、まずご自身の住まいについて知るための「セルフチェック」。
住宅診断士によるリアル住宅診断は、実際の建物を専門家が確認する「精密検査」に近いものです。

家メンテでは、

AI住宅診断 → 必要に応じてリアル住宅診断 → 必要な保全メンテナンス → 住宅履歴を残す

という流れで、大切な住まいを長く守っていくことをおすすめしています。

今回は、AI住宅診断とホームインスペクションの違い、それぞれのメリット、そしてどのように使い分ければよいのかを詳しく解説します。

そもそもホームインスペクションとは?

ホームインスペクションとは、住宅に詳しい専門家が実際に建物を確認し、劣化や不具合などの状態を調査する住宅診断です。
一般的には、

・基礎
・外壁
・屋根
・室内
・床下
・小屋裏
・給排水設備
など、建物のさまざまな部分を確認します。

特に中古住宅の売買では、購入前に住宅の状態を確認する目的でホームインスペクションが利用されることもあります。

しかし、住宅診断が必要なのは住宅を売買するときだけではありません。
今住んでいる家に、
「あと何年安心して住めるだろう」
「そろそろメンテナンスが必要なのでは?」
と感じたときにも、住宅診断は役立ちます。

家は建てた瞬間から、雨、風、紫外線、湿気、地震など、さまざまな影響を受け続けています。
そのため、大きな不具合が起きる前に定期的に状態を確認することが大切です。

AI住宅診断とホームインスペクションの一番大きな違い

一番大きな違いは、
「実際の建物を専門家が目で確認するかどうか」です。

AI住宅診断では、お住まいに関する質問への回答などをもとに、住宅の状態や注意したいポイントを分析します。

一方、リアル住宅診断では住宅診断士が実際に現地を訪問します。
例えば基礎にひび割れがある場合。

住宅診断では、
「基礎にひび割れがありますか?」
といった情報から、基礎について詳しく確認した方がよい可能性を判断することができます。
しかし、そのひび割れが、
・どの程度の幅なのか
・どの方向に入っているのか
・どのくらいの長さなのか
・建物の構造に影響する可能性があるのか

といったところまで確認するには、実際に専門家が現地を見る必要があります。

つまり、
AI住宅診断は「気付くための診断」
そして、
リアル住宅診断は「確かめるための診断」

と考えていただくと分かりやすいでしょう。

AI住宅診断が向いている人

では、どのような方にAI住宅診断が向いているのでしょうか。
例えば、

「築10年以上経過したけれど、特に点検したことがない」
「何となく家の状態が気になっている」
「外壁や基礎に気になるところがある」
「住宅会社を呼ぶ前に、まず自分でチェックしたい」
「住宅診断を受けるべきなのか判断できない」
という方です。
この段階で、いきなり専門家へ現地診断を依頼することに抵抗を感じる方もいらっしゃいます。

そこで、まずAI住宅診断を利用します。
家メンテのAI住宅診断では、お住まいについての質問に回答することで、住宅の状態を複数の視点から確認していきます。

診断結果から、
「今のところ大きく心配する必要はなさそう」
ということもあれば、
「床下について一度確認した方がよさそう」
「外壁を専門家に見てもらった方が安心」
と気付くこともあります。
まず現在地を知る。
それがAI住宅診断の役割です。

リアル住宅診断が向いている人

一方、次のような場合は、AIによるセルフチェックだけで終わらせず、専門家による現地確認をおすすめします。

基礎に気になるひび割れがある

基礎は建物を支える重要な部分です。
ひび割れがすべて危険というわけではありませんが、幅や位置、形状などによっては詳しく確認した方がよい場合があります。

雨漏りのような症状がある

天井や壁にシミがある、クロスが変色している、雨の日になると湿ったような臭いがするなどの場合です。
雨水の侵入経路は、室内から見ただけでは判断しにくいことがあります。

床が沈む・きしむ

歩いたときに床が沈むような感覚があったり、以前にはなかったきしみ音が出るようになったりした場合も、一度確認しておきたい症状です。

床下を長期間点検していない

床下は普段の生活ではほとんど見ることがありません。
しかし、
・湿気
・木部の状態
・配管
・基礎
・シロアリ
など、住宅を長く維持するうえで重要な場所が集まっています。
「新築してから一度も床下を見たことがない」という場合には、一度点検しておくと安心です。

築年数が経過し、今後も長く住み続けたい

今すぐ不具合がなくても、
「この家にあと20年住みたい」
という方こそ、定期的な住宅診断をおすすめします。
悪くなってから直すより、早めに状態を把握しながら必要なメンテナンスを計画する方が、住まいを管理しやすくなるからです。

AI住宅診断だけで「異常なし」と判断しないことも大切

AI住宅診断を利用する際に、ぜひ知っておいていただきたいことがあります。

それは、
AIの診断結果だけで、住宅に問題がないと断定するものではない
ということです。
AI住宅診断は、入力された情報などをもとに住宅の状態を確認するためのサービスです。

そのため、利用者自身が気付いていない床下の異常や、屋根の上の劣化、壁内部の問題などまでAIが直接確認しているわけではありません。
これは人間の健康管理に置き換えると分かりやすいでしょう。
スマートフォンなどで健康状態をセルフチェックすることはできます。
しかし、身体の中を詳しく確認するためには、医師の診察や検査が必要です。
住宅も同じです。

AIと専門家は競争相手ではなく、それぞれの得意分野を組み合わせるもの。
家メンテでは、そのように考えています。

「AI → 人」の二段階にするメリット

では、なぜ最初からすべての住宅でリアル住宅診断を行わず、AI住宅診断を入口にするのでしょうか。
理由の一つは、住宅診断をもっと身近にしたいからです。
住宅診断士に自宅まで来てもらうとなると、
「そこまで必要なのかな?」
と思ってしまう方もいらっしゃいます。
しかしスマートフォンからできるAI住宅診断なら、もっと気軽に始めることができます。
まずAIでチェックする。
↓
気になるところを知る。
↓
必要なら専門家に相談する。

この順番であれば、住宅診断へのハードルを下げることができます。
また、現地診断を行う際にも、
「基礎・床下について特に注意して確認する」
「雨漏りに関する項目を重点的に見る」
など、AI診断で気になった部分を専門家へ伝えるきっかけになります。

家メンテのAI住宅診断は2つの入口から利用できます

家メンテのAI住宅診断は、現在2つの方法から始めることができます。

① AI住宅診断のページからスタート

AI住宅診断ページから診断を開始します。
質問への回答を進め、LINEへ登録していただくことで、診断結果をLINEから確認できます。

② 家メンテ公式LINEからスタート

先に家メンテ公式LINEへ登録し、LINEからAI住宅診断ページへ進みます。
Web上でAI住宅診断を行い、診断結果はLINEで確認できます。
どちらの場合も、
AI住宅診断そのものはWeb上で行い、結果をLINEで確認する
という仕組みです。
診断を一度受けて終わりではなく、その後の住まいの健康管理につなげていくことを目的としています。

家メンテが大切にしている「住宅履歴」

そして、AI住宅診断とリアル住宅診断を組み合わせるうえでもう一つ大切なのが、住宅の履歴を残すことです。

皆さんは、
「5年前に外壁のどこを補修したか」
「前回、床下を点検したのはいつか」
「排水管を最後に洗浄したのは何年前か」
すぐに答えられるでしょうか。
長く住んでいると、意外と分からなくなってしまうものです。

そこで家メンテでは、住宅診断やメンテナンスの履歴を継続して管理していくことを大切にしています。
これは人間でいう「カルテ」に近い考え方です。
前回どうだったのか。
今回どう変化したのか。
いつメンテナンスしたのか。
次にどこを確認すべきなのか。
住宅の履歴が蓄積されることで、単発の点検ではなく、時間の経過を見ながら住まいを管理することができるようになります。

「工事をするための診断」にしない

住宅診断を受けると、
「何か工事を勧められるのでは?」
と心配される方もいらっしゃると思います。

しかし本来、住宅診断と工事は分けて考えるべきです。
住宅診断の目的は、工事を見つけることではありません。
まず現在の住宅の状態を知ることです。

その結果、
「今は特に工事の必要はありません。来年また確認しましょう」
という判断もあります。
一方、
「この部分は早めに補修した方がよい」
という場所が見つかることもあります。
大切なのは、
必要なものは必要な時期に。
まだ必要のないものは慌てて工事をしない。
という考え方です。
家メンテでは、この「予防保全」の考え方を大切にしています。

AI住宅診断から始まる「家のかかりつけ医」

人間には健康診断があります。
そして、何か気になることがあれば、かかりつけ医に相談します。
住宅にも同じような仕組みがあってよいのではないでしょうか。
家メンテが目指しているのは、
「家のかかりつけ医」
のような存在です。
AI住宅診断で気軽にセルフチェック。
↓
必要に応じて住宅診断士がリアル住宅診断。
↓
必要な部分だけ保全メンテナンス。
↓
診断や工事の履歴を住宅カルテとして残す。
↓
定期的に住宅の状態を確認する。

このサイクルを繰り返すことで、
「壊れたら直す家」から「壊れる前に守る家」へ。
住宅管理の考え方を変えていきたいと私たちは考えています。

まとめ|迷ったら、まずAI住宅診断から

AI住宅診断とリアル住宅診断は、どちらが優れているというものではありません。
役割が違います。

AI住宅診断
→ まず自分の家について知る
→ 気になる場所を整理する
→ 専門家に相談する必要があるか考える

リアル住宅診断
→ 住宅診断士が実際の建物を確認する
→ AIでは確認できない場所を見る
→ 不具合や劣化について詳しく確認する

という使い分けがおすすめです。
特に、
「住宅診断を受けた方がいいのか分からない」
「築年数が経って少し心配になってきた」
「業者を呼ぶ前に自分で確認したい」
という方は、まずAI住宅診断から始めてみてはいかがでしょうか。

家メンテのAI住宅診断は、Web上でお住まいについての質問に答えて診断を行い、結果をLINEで確認できます。
そして、診断結果を見て、
「もう少し詳しく調べたい」
「床下を実際に見てほしい」
「基礎のひび割れが気になる」
という場合には、住宅診断士によるリアル住宅診断へ。

大切な家だからこそ、
「何か起きてから」ではなく「何も起きていないうちから」。
まずは、わが家の現在地を知ることから始めてみませんか?

家メンテは、AI住宅診断・リアル住宅診断・住宅履歴管理・保全メンテナンスを通じて、大切なお住まいを長く守るお手伝いをしています。

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