屋根裏に動物が住み始めたら?

なぜ今、屋根裏への動物侵入が増えているのか?

「夜になると天井からカサカサ音がする…」
「天井裏から動物の鳴き声が聞こえる気がする」
「屋根裏に何か住み着いているかもしれない」

こうした現象は、近年非常に増えています。
特に戸建て住宅では、屋根裏(小屋裏)への動物侵入は思った以上に多く、放置すると深刻な家屋トラブルにつながる危険性が高い問題です。

屋根裏への動物侵入は昔からありますが、ここ数年で増加傾向が顕著です。理由には以下があります。

① 都市部への野生動物の移動

都市化が進み、人間の生活圏と動物の生活圏の境界が曖昧になっています。
ハクビシンやアライグマは都市部でも目撃され、屋根裏は「温かく・安全で・捕食者がいない」絶好の巣作り場所となっています。

② 住宅の老朽化

築20~30年を超える家では、
・外壁のひび
・換気口の劣化
・瓦ずれ
・軒下の穴
などが増え、動物の侵入口となりやすい状態です。

③ 気候変動で越冬場所としての屋根裏が人気

寒い冬を避けるため、動物は暖かい屋根裏に侵入する傾向があります。
特にネズミは、人間の生活圏を好む習性があります。

屋根裏に住みつきやすい動物は?特徴と行動パターン

① ネズミ(クマネズミ・ドブネズミなど)

最も侵入例が多く、
・夜行性でカサカサ走る音
・配線をかじる
・小さな穴から侵入
・繁殖力が非常に高い
放置すると電気火災の原因にもなるため最優先で駆除が必要です。


② ハクビシン

細長い体でわずかな隙間からも侵入可能。
・夜中にドタバタと足音
・強烈な糞尿の臭い
・天井板が抜けるほどの重さ
天井破損や断熱材劣化が深刻化しやすいです。


③ アライグマ

・体重が重く、天井裏で振動が大きい
・繁殖力が高い
・爪で木材や断熱材を引き裂く
屋根裏被害では最も破壊力が大きい害獣です。


④ コウモリ

換気口や屋根の隙間から侵入。
・糞害が深刻
・感染症リスク
・法令上、勝手に駆除できない場合あり 小さい動物でも被害は大きく、注意が必要です。

屋根裏に住みつくと何が起こる?

動物が屋根裏に住むと、次の被害がほぼ確実に発生します。

① 断熱材の破壊

巣作りのために断熱材を引きちぎり使用。
断熱性能が落ちると、冷暖房効率の低下や電気代増加の原因に。


② 糞尿による臭い・天井シミ

糞尿の量が多く、悪臭やアレルギー・健康被害を引き起こします。


③ 配線トラブル → 火災リスク

ネズミは何でもかじるため、電気配線の破損によるショートや発火の危険があります。


④ 建物の劣化加速

木材や骨組みを傷つけ、天井板が抜け落ちることも。資産価値低下の要因です。


⑤ 繁殖 → 被害が拡大

1匹の侵入でも、繁殖で被害が数倍に増える可能性があります。

屋根裏への侵入サイン

屋根裏に動物が住みついている可能性のあるサインは以下です。

  • 夜中の天井裏の走り音
  • 壁内部からのガリガリ音
  • 天井にシミ
  • 家の周囲に糞
  • 屋根板金の浮き
  • 換気口や軒下の隙間
  • 室内の異臭

自分でできる応急対応(注意点あり)

① 屋根裏を覗くのは危険

噛まれや感染症のリスクがあるため、素人の侵入は避ける。

② 糞や尿の掃除は避ける

病原菌が舞う可能性があるため、清掃は専門業者に任せる。

③ 侵入口をふさがない

動物が屋根裏に残ると、死亡による腐敗臭や壁内での暴れ被害が発生。

④ 外部の状況確認だけ行う

屋根の破損や軒下の穴、換気口の劣化など、外側から侵入口を確認する程度が安全です。

屋根裏への再侵入を防ぐ“ 住宅のメンテ術 ”

再発防止には、住宅のメンテナンスの習慣化が最も効果的です。

① 屋根の破損チェック

瓦のズレや板金の浮き、棟の破損を半年に1回確認。
動物は2~3cmの隙間があれば侵入可能です。

② 基礎のすき間確認

ネズミやイタチは地面近くからも侵入するため、基礎や外壁の隙間を点検。

③ 換気口の劣化確認

フィルターや金網が破れていれば交換する。

④ 庭木の剪定

屋根に届く枝は動物の侵入ルートになるため、定期的に剪定。

⑤ 生ごみ対策

臭いは野生動物を呼び寄せる要因。生ごみの管理を徹底する。

⑥ 家の定期点検を習慣化

半年に1度の外周チェックや屋根・換気口の点検を習慣にすれば、侵入リスクは大幅に減ります。
「忙しいから後回し」では、動物の侵入・建物被害・健康被害のリスクが積み重なります。
定期点検は家を守る最強の防御策です。

屋根裏の動物侵入は「家の寿命を縮める緊急事態」

屋根裏に動物が住み始めると、
・衛生被害
・断熱材破壊
・配線被害
・建物の劣化
・家族の健康被害

と家全体に影響します。

放置は絶対にNG。
早期に気づき、専門業者に依頼して
「追い出し → 封鎖 → 清掃 → 再発防止」
まで行うことが、家を長持ちさせる最善策です。

さらに今回紹介した
“屋根・外壁・換気口・庭木の定期点検”
を習慣化すれば、動物侵入のリスクは大幅に減らせます。


屋根裏の異音・臭い・シミを感じたら、すぐに調査を!
少しでも違和感を感じたら、迷わず調査を。
早期の対応が、家の寿命と家族の安心を守る最も賢い選択です。

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