陽光パネル設置後に気をつけたいことと、住まいを守るための基本ポイント

太陽光パネルを設置すれば電気代の節約や災害時の備えになる


メリットが大きいため、最近では多くの戸建て住宅で採用されています。

しかし、意外と知られていないのが
「太陽光パネルをのせた“あと”こそ、家のトラブルが起きやすい」
という事実です。

屋根の上で見えない場所に設置されるため、劣化や異常に気づくのが難しく、
実際に発生しているトラブルの多くが、

  • 定期点検をしていない
  • 設置後の注意点を知らなかった
  • 屋根の状態を長年確認していなかった

といった理由によるものです。 そこで本コラムでは、太陽光パネル設置後に注意すべきポイントをわかりやすく解説しながら、
トラブルを未然に防ぐための方法、そして 住宅診断(ホームインスペクション)の必要性 についてお伝えします。

太陽光パネルは“のせて終わり”ではない


太陽光パネルは、設置が終わった瞬間から管理がスタートします。いるものがあります。
ここでは、実際の相談や現場で多いトラブルを紹介します。

小動物の巣づくり(ハト・ネズミ・ハクビシンなど)

パネルと屋根の間は、太陽が避けられて雨風もしのげる、いわば“天然のシェルター”。
特に多いのは以下の動物です。

■ ハト

  • パネル下は絶好の巣作りスポット
  • 放置すると卵を産み、毎年戻ってくる
  • 糞害やダニの問題に発展

■ ネズミ

  • 電線をかじる → ショートや発電停止の原因に
  • 屋根裏への侵入経路になることも

■ ハクビシン・アライグマ

  • 断熱材を荒らすケースあり
  • 夜間の騒音、悪臭など生活被害に直結

一度巣を作られると撤去は非常に大変で、追加の防鳥ネット工事が必要になる場合もあります。


雨漏れリスクの上昇

実は、太陽光パネル設置後の相談で最も多いのが 雨漏れ です。

原因としては、

  • パネルの金具取り付け部
  • 配線を通す穴
  • 工事時の屋根材のズレ

などが雨水の侵入口になるためです。

特に以下の症状が出たら注意が必要です。

  • 天井や屋根裏のシミ
  • 屋根材の浮き
  • 雨の日のカビ臭さ
  • ポタポタという音

雨漏れは気づくのが遅いほど修繕費が高くつきます。
屋根下地が腐食すると、工事の規模が一気に大きくなることもあります。


配線・金具トラブル

太陽光パネルは屋外配線が多く、劣化や外れによるトラブルが発生しやすい設備でもあります。

  • 風で揺れて金具に負担がかかる
  • ケーブルが外れ屋根材を傷つける
  • 金属部分がサビて強度低下
  • 経年による配線劣化

特に強風地域の家は要注意です。

太陽光パネルをのせた家でチェックすべきポイント

※屋根に登るのは危険なので絶対に行わず、地上からの目視程度にとどめてください。


■ パネル下に鳥が出入りしていないか

  • パネルの隙間に入っていく鳥を見かける
  • 羽根や糞が増えた
  • カサカサ音がする

■パネル付近の影に違和感がないか

影が変なら、パネルが“浮いている”可能性があります。


■雨の日の室内チェック

  • 天井の輪染み
  • 壁紙の浮き
  • 雨の日だけカビ臭い

■軒先の異常

  • 軒天の剥がれ
  • かじられた跡
  • 小さな穴

小動物は軒先から侵入する場合もあります。

自分でできる予防策

■小動物対策

  • 軒天の破れの早期修理
  • ベランダ周りに食べ物を置かない
  • 鳥が止まりやすい物を片づける

■雨漏れ早期発見の基本

  • 大雨・強風後の外観チェック
  • 月一の天井シミ確認
  • 室内の湿気や臭い変化を覚えておく

これだけでもリスク軽減に役立ちます。

太陽光パネルのトラブルは“見えない場所”で起きる

太陽光パネルの厄介な点は、
トラブルが屋根の裏側で起きているため、一般の人では判断できない ことです。

  • 屋根材の内部腐食
  • 防水シートの劣化
  • 金具の緩み
  • 配線の損傷
  • パネルの浮き
  • 雨水の回り込み
  • 小動物の巣

これらは専門家でなければ気づけません。

太陽光パネルを設置している家こそ「住宅診断(ホームインスペクション)」が必要

太陽光パネル付き住宅は、通常の家より点検の必要性が高い 住宅です。

ホームインスペクターは、

  • ドローン
  • 目視
  • 赤外線カメラ(必要時)

といった手法で、安全かつ専門的に状態を調査します。

特に重要なのは以下のポイントです。

  • パネル固定金具の状態
  • 屋根材の割れ・ズレ
  • 小動物の侵入痕跡
  • 軒天・破風板の劣化
  • 天井裏の雨染み
  • 配線の損傷

診断のメリットは大きく、

  • 雨漏れを早期発見
  • 小動物の巣を見つけられる
  • 屋根の劣化を把握
  • 修繕計画が立てやすい
  • 修理費用の高額化を防げる

など、安心につながります。

太陽光パネルは“正しく管理すれば家の味方”

太陽光パネルは価値ある設備ですが、「のせた後」を放置すると、家の寿命を縮める原因になります。


■太陽光パネル設置後に注意したい主なポイント

  • 小動物の巣
  • 雨漏れ
  • 配線・金具のトラブル
  • 異常に気づきにくい構造

■定期的なチェックで家を守れる

日々の小さな違和感を見逃さないことが大切です。


■不安があるなら住宅診断へ
太陽光パネル付き住宅は、専門家の診断を受ける価値が非常に高い家です。

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