
日本は南北に長く、地域によって気候が大きく異なるため、断熱リフォームに求められる性能基準も地域ごとに設定されています。
本記事では地域区分(1〜8地域)の考え方・各地域の断熱基準・UA値の目標値・断熱リフォームのポイントを詳しく解説します。北海道から沖縄まで、地域に合った断熱対策を実現するための完全ガイドです。
この記事を書いた人

高島 比呂人
住宅メンテナンス診断士
建築設計の専門学校を卒業後、長年建築業界に携わってきた高島です。戸建てを中心に様々な建物に関わる中で、安全で安心できる住まいの大切さを実感してきました。その経験を活かし、ホームインスペクションでは建物の細部まで丁寧にチェックし、専門知識に基づいた分かりやすい解説を心がけています。
日本の地域区分と断熱基準の考え方
なぜ地域によって断熱基準が異なるのか
建物の断熱性能に求められるレベルは、その地域の気候(外気温・日射量・降雪量など)によって大きく異なります。
北海道のように冬の外気温が−20℃以下になる地域では、高い断熱性能がなければ暖房費が膨大になり、結露・凍結などの問題も発生します。
一方、沖縄のように年間を通じて温暖な地域では、冬の保温より夏の遮熱・通風が重要で、過度な断熱は必ずしも必要ありません。このような気候の違いに対応するため、国土交通省は全国を1〜8の「地域区分」に分類し、それぞれに応じた断熱基準を設定しています。
地域区分(1〜8地域)の概要
地域区分は1〜8の8区分で、数字が小さいほど寒冷な地域を示します。
1〜3地域は北海道(全域が1〜2地域、北海道内の一部が3地域)、4〜5地域は東北・北関東・長野・岐阜の一部など、6地域は関東・東海・近畿・中国・四国の多くの地域、7地域は九州・四国の温暖な地域、8地域は沖縄県(那覇など)です。
各地域区分に対して「外皮平均熱貫流率(UA値)」と「冷房期の日射取得率(ηAC値)」の目標値が設定されており、省エネ住宅として認められるには各地域の基準値を下回る必要があります。
各地域区分の断熱基準(UA値)目標値
| 地域区分 | 主な地域 | 断熱等級4 UA値 | ZEH基準 UA値 | 断熱等級6 UA値 |
|---|---|---|---|---|
| 1地域 | 北海道北部・道東 | 0.46 | 0.40 | 0.28 |
| 2地域 | 北海道中部・道央 | 0.46 | 0.40 | 0.28 |
| 3地域 | 北海道南部・青森・岩手・秋田 | 0.56 | 0.50 | 0.34 |
| 4地域 | 宮城・山形・福島・長野北部 | 0.75 | 0.60 | 0.46 |
| 5地域 | 関東内陸・中部内陸 | 0.87 | 0.60 | 0.48 |
| 6地域 | 東京・大阪・名古屋など(平野部) | 0.87 | 0.60 | 0.56 |
| 7地域 | 九州・四国・紀伊半島 | 0.87 | 0.60 | 0.56 |
| 8地域 | 沖縄県 | 規定なし | 規定なし | 規定なし |
※UA値の単位はW/㎡K。数値が小さいほど断熱性能が高いことを示します。
8地域(沖縄)はUA値規定なしで、ηAC値(冷房期日射取得)の基準が適用されます。
1〜2地域(北海道)の断熱リフォームポイント
北海道の断熱基準が全国最高レベルな理由
北海道は冬の平均気温が−5〜−10℃、最低気温が−20〜−30℃に達する地域もある日本最寒の地域です。
このため断熱性能の基準が最も厳しく設定されており、新築住宅ではUA値0.28以下(断熱等級6)が必要とされています。
北海道では1970年代から「北方型住宅」「北海道型省エネ」などの地域独自の断熱・省エネ基準が先駆的に整備されており、全国平均と比べて断熱技術・施工レベルが高い傾向があります。
北海道の断熱リフォームの特徴
北海道では以下の断熱リフォームが特に重要です。
①壁断熱:外張り断熱(外壁面への断熱材貼り付け)が一般的で、充填断熱(壁内断熱)との「付加断熱」により高い断熱性能を実現します。
②窓断熱:窓からの熱損失が最大で、トリプルガラス(3枚ガラス)の採用が推奨されます。内窓設置だけでなく窓の交換も検討価値があります。
③床下断熱:根太間断熱+床下からの吹き付け断熱の二重断熱が一般的。
④気密施工:断熱と同時に気密性能(C値0.5以下)を確保することが北海道の断熱リフォームでは特に重要です。
北海道の断熱補助金
北海道では国の補助制度に加えて、道独自の「北海道住宅省エネリフォーム促進事業」や各市町村の独自補助制度があります。
札幌市では「札幌版次世代住宅基準」に適合するリフォームに対する補助制度があり、省エネ性能を一定水準以上に引き上げるリフォームが対象です。北海道は暖房費が高額になる地域のため、断熱リフォームの投資回収期間が本州より短くなる傾向があります。
3〜4地域(東北・北関東・長野)の断熱リフォームポイント
寒冷地特有の断熱課題
青森・岩手・秋田(3地域)や宮城・山形・福島・長野北部(4地域)は冬の気温が−5〜−15℃に達することがあり、断熱性能が低いと暖房費が非常に高くなります。
また積雪地域では屋根からの冷気浸入も問題になるため、天井断熱が特に重要です。3地域ではUA値0.34(断熱等級6)以下、4地域ではUA値0.46以下が高性能住宅の目標とされています。
東北・北関東での断熱リフォーム優先順位
寒冷地での断熱リフォーム優先順位は①窓(熱損失の最大箇所)→②天井→③外壁→④床の順です。
内窓設置は費用対効果が高く、最初の断熱改修として最適です。次に天井断熱材の吹き込みで小屋裏からの冷気浸入を抑制します。予算に余裕があれば外壁断熱(外張り断熱)でさらに性能を向上させます。
床断熱は施工難易度が上がりますが、フローリングの足冷え防止・暖房効率改善に効果的です。
5〜6地域(関東・東海・近畿・中国・四国)の断熱リフォームポイント
日本の人口の多くが住む「温暖地域」の断熱課題
東京・大阪・名古屋・福岡など日本の主要都市の多くが5〜6地域に属します。
これらの地域は夏の暑さと冬の寒さの両方への対策が必要な「中間地域」です。断熱等級4の基準(UA値0.87以下)では不十分で、ZEH基準(UA値0.60以下)以上の断熱性能を目指すことが推奨されます。
特に夏の熱中症対策・冷房費削減の観点から、窓の遮熱性能(Low-Eガラス・外付けブラインド)と天井断熱の組み合わせが重要です。
都市部(ヒートアイランド)での断熱対策の特徴
東京・大阪などの都市部ではヒートアイランド現象により夜間も気温が高く、冷房が欠かせない状況が続きます。
このような環境では窓の遮熱性能(日射遮蔽)が最優先事項で、Low-Eガラス(遮熱型)の内窓・窓交換が特に効果的です。また夜間も熱が逃げにくい都市部では、断熱性能を高めすぎると夜間の放熱が妨げられる場合もあるため、適切な通風設計との組み合わせが重要です。
7地域(九州・四国)の断熱リフォームポイント
温暖地域での断熱の優先事項
鹿児島・宮崎・高知・徳島など九州・四国の温暖地域(7地域)は夏が長く暑さへの対策が優先されます。
冬の寒さへの備えも必要ですが、6地域と比べると暖房期間が短いため、冬の断熱より夏の遮熱を重視した対策が費用対効果が高くなります。窓の日射遮蔽(遮熱Low-Eガラス・外付けブラインド)と天井断熱で夏の室温上昇を抑えることが最も重要な断熱対策です。
梅雨・台風への対応
九州・四国は梅雨の降水量が多く台風も頻繁に来襲する地域です。断熱リフォームと合わせて窓のサッシ気密性の向上・雨水浸入対策・防湿シートの整備も重要な課題です。特に台風常襲地帯では窓の耐風圧性能も断熱性能と同時に確認することが推奨されます。
8地域(沖縄)の断熱リフォームポイント
沖縄の断熱基準が他地域と大きく異なる理由
沖縄県は亜熱帯気候で年間を通じて温暖(冬の最低気温も15℃以上)なため、冬の保温を目的とした断熱基準(UA値)は設定されていません。代わりに冷房期の日射取得率(ηAC値)の基準が適用されます。
ηAC値は数値が小さいほど日射遮蔽性能が高いことを示し、沖縄ではηAC値2.8以下が求められます。
沖縄の断熱リフォームは「いかに日射を遮るか」が最重要課題であり、北海道とは全く逆の発想が必要です。
沖縄の断熱・遮熱リフォームの特徴
沖縄での断熱・遮熱リフォームでは以下の対策が優先されます。
①窓の遮熱:強い日射を遮るためのLow-E遮熱ガラス・外付けブラインド・シェードが最重要。
②屋根の断熱:強烈な日射で加熱された屋根からの輻射熱を遮断する天井断熱・屋根断熱が重要。
③壁の断熱:夏の日射熱を壁から室内に入れないための外断熱が有効。
④自然通風の確保:沖縄の風土に合わせた自然通風設計との組み合わせが効果的です。
断熱材の追加より遮熱・日射遮蔽を優先した対策が費用対効果が高いです。
自分の住宅の地域区分を確認する方法
自宅の地域区分を確認するには国土交通省の「省エネ住宅ウェブサイト」または地方自治体の建築指導課に問い合わせることができます。住所を入力して地域区分を確認できるオンラインツールも公開されています。
地域区分は市区町村単位または地図上のゾーンで指定されており、同じ市内でも山間部と平野部で異なる場合があります。
断熱リフォームを計画する際は、必ず自宅の正確な地域区分を確認してから断熱材の種類・厚さの仕様を決定してください。
地域区分別・断熱材の推奨仕様まとめ
| 地域 | 天井断熱厚さ目安 | 壁断熱 | 床断熱厚さ目安 | 窓断熱推奨グレード |
|---|---|---|---|---|
| 1〜2地域(北海道) | 300〜400mm以上 | 付加断熱推奨 | 120〜200mm | トリプルガラス |
| 3〜4地域(東北) | 200〜300mm | 充填断熱105mm以上 | 90〜120mm | Low-Eペアガラス以上 |
| 5〜6地域(関東・関西) | 155〜200mm | 充填断熱75〜105mm | 65〜90mm | Low-Eペアガラス |
| 7地域(九州) | 100〜155mm | 充填断熱60〜75mm | 50〜65mm | 遮熱Low-Eペアガラス |
| 8地域(沖縄) | 100mm以上(遮熱優先) | 外断熱推奨 | 必要に応じ | 遮熱Low-Eガラス(最重要) |
よくある質問(Q&A)
Q:地域区分が変わると断熱リフォームの補助金額も変わりますか?
A:補助金の対象は「現状からの性能向上の程度」によって決まることが多く、寒冷地(1〜3地域)の方が目標UA値が低い(より高い断熱性能が必要)ため、補助金を受けるために必要な工事規模が大きくなります。
ただし補助額の上限は地域区分で変わらないケースが多く、寒冷地での工事費が高くなる分、補助率が相対的に低くなる場合があります。
Q:転居予定の住宅でも地域区分に合わせた断熱リフォームは必要ですか?
A:転居後も数年間住む予定がある場合は断熱リフォームの価値があります。
また断熱リフォームは住宅の資産価値向上にもつながるため、売却時の価格に反映される可能性があります。短期間(1〜2年以内)に売却・転居する予定であれば、大規模な断熱リフォームより効果が高く低コストな窓断熱(内窓設置)から始めることをおすすめします。
Q:地域区分の境界線上に住んでいます。どちらの基準で断熱リフォームすればよいですか?
A:住所の地域区分は正式には国土交通省の告示で定められた区分が適用されます。
境界線上でも正式な地域区分は一つ決まっており、それに従います。ただし実際の気候・気温は地形・標高の影響も受けるため、より寒冷な気候の地域と同等の断熱性能を目指すことが「過剰にならない範囲で安心」という観点から合理的です。
地域別の断熱リフォームにかかる費用と補助金の目安
| 地域区分 | 断熱リフォーム費用目安(30坪) | 主な補助制度 | 補助金目安 |
|---|---|---|---|
| 1〜2地域(北海道) | 200〜500万円 | 国補助+北海道・市町村補助 | 50〜180万円 |
| 3〜4地域(東北) | 100〜300万円 | 国補助+自治体補助 | 30〜120万円 |
| 5〜6地域(関東・関西) | 80〜250万円 | 国補助+自治体補助 | 20〜100万円 |
| 7地域(九州) | 60〜200万円 | 国補助+自治体補助 | 15〜80万円 |
| 8地域(沖縄) | 40〜150万円 | 国補助(窓・遮熱)+沖縄補助 | 10〜50万円 |
地域別・断熱リフォームの費用対効果の違い
寒冷地(1〜3地域)の費用対効果が特に高い理由
北海道・東北などの寒冷地では暖房費が年間30〜60万円以上かかる家庭も少なくありません。断熱リフォームによって暖房費を30〜50%削減できた場合、年間節約額が9〜30万円以上になることもあります。
初期投資200〜400万円に対して年間節約額が15〜25万円程度であれば、投資回収期間は8〜16年程度となり、長期的に見て非常に合理的な投資です。また寒冷地では省エネ補助金が手厚く、実質負担を大幅に削減できるケースが多いです。
温暖地(6〜7地域)の費用対効果の考え方
東京・大阪などの6地域・九州の7地域では、冬の暖房費と夏の冷房費の削減が主な効果です。年間の冷暖房費削減額は3〜10万円程度が一般的で、投資回収期間は15〜25年程度になることが多いです。
ただし快適性の向上・ヒートショック予防・結露防止・冷房による健康への好影響なども総合的に評価すると、費用対効果はより高くなります。窓断熱(内窓設置)から始めて段階的に断熱を改善していく戦略が費用対効果の面で最適です。
地域気候と断熱設計の専門知識を持つ業者の選び方
地域特性を理解している業者の見分け方
断熱リフォーム業者の中には、「どこでも同じ仕様」の提案をする業者がいます。地域に特化した専門知識を持つ業者は、「この地域の地域区分はXXで、UA値XX以下を目標にこの断熱材XX厚を提案します」という具体的な根拠のある提案をします。
また北海道の業者は「付加断熱」「気密施工」の経験が豊富、沖縄の業者は「遮熱材」「日射遮蔽」の知識が豊富というように、地域の気候に特化した技術蓄積があります。地元で長年の実績がある断熱専門業者を選ぶことが重要です。
地元自治体の相談窓口を活用する
多くの自治体では断熱リフォームの相談窓口を設けており、地域の補助金制度・信頼できる施工業者の情報・地域区分に応じた断熱基準の解説などを無料で提供しています。
北海道の「北方型住宅2020」認定制度、東北の各県の省エネ住宅支援制度など、地域固有の支援体制を活用することで、地域の気候に最適化された断熱リフォームを実現できます。
リフォームを検討する際はまず自治体の相談窓口への問い合わせから始めることをおすすめします。
地域気候と断熱の関係を正しく理解するために
断熱リフォームは「とにかく断熱材を厚くすれば良い」という単純なものではありません。
自分が住む地域の気候特性・地域区分・求められるUA値の目標を理解したうえで、窓・天井・床・壁の優先順位を決めてリフォームを進めることが、最も費用対効果の高い省エネ住宅実現の鍵です。北海道では極寒に耐える高断熱・高気密住宅が、沖縄では強烈な日射を遮る遮熱設計が、それぞれ最適解です。
ご自身の住む地域の気候と断熱基準を正しく把握し、地域の専門業者と補助金制度を最大限活用して、快適な省エネ住宅を実現してください。

地域別・断熱リフォームの実例紹介
ケース①:北海道旭川市(2地域)1980年築 木造2階建て
既存の断熱材(グラスウール100mm充填断熱のみ)で冬の暖房費が年間50万円を超えていた事例。
付加断熱(外張り断熱100mm)+トリプルガラス窓への交換+床下断熱追加(スタイロフォーム150mm)を実施。
総工事費450万円、国・道・市の補助金合計140万円。工事後のUA値:0.98から0.29(断熱等級6)に向上。
年間暖房費が50万円から22万円に約28万円削減。投資回収期間:約11年。
ケース②:東京都世田谷区(6地域)2000年築 木造2階建て
夏の冷房が効かず、冬も窓が結露する問題。内窓設置(全窓12か所・Low-Eガラス)+天井断熱吹き込み(セルロースファイバー200mm)を実施。総工事費95万円、国の補助金35万円適用後60万円の自己負担。
夏の2階室温が平均3℃低下、冬の窓結露が解消、年間冷暖房費が約8万円削減。投資回収期間:約7年(補助金活用後)。
ケース③:鹿児島市(7地域)1990年築 木造平屋
夏の暑さが最大の課題で、エアコンが常時稼働していた。遮熱Low-E内窓(全窓8か所)+天井断熱(ロックウール吹き込み150mm)を実施。総工事費55万円、国・市補助金18万円。
年間冷房費が約6万円削減。設定温度を1℃上げても快適な環境になり、エアコンの稼働時間が大幅に短縮。
投資回収期間:約6年。
地域区分に合わせた断熱計画の立て方
STEP 1:自宅の地域区分を確認する
国土交通省の「省エネ性能確認ツール」または自治体窓口で自宅の地域区分(1〜8)を確認します。
住所を入力するだけで地域区分が分かるオンラインツールが公開されています。
STEP 2:目標UA値を設定する
地域区分に対応した断熱等性能等級の目標(等級4・5・6・7)を設定します。
補助金申請の条件・ZEH達成の要件を確認しながら、現実的な目標値を決めます。
STEP 3:現状のUA値を把握する
専門業者に依頼して現状のUA値を計算してもらいます。
図面があれば計算が容易ですが、現地調査のみでも概算計算は可能です。現状と目標のギャップを定量的に把握します。
STEP 4:各部位の断熱仕様を決定する
目標UA値を達成するために必要な各部位(窓・天井・床・壁)の断熱材種類・厚さ・工法を専門業者と相談して決定します。費用対効果の高い箇所から優先的に断熱します。
STEP 5:補助金申請と工事スケジュールを組む
利用できる補助金制度(国・都道府県・市区町村)を確認し、着工前の申請を忘れずに行います。
工事スケジュールは補助金の申請・交付スケジュールと整合させる必要があります。
STEP 6:施工後の性能確認を行う
工事完了後に業者から施工後のUA値改善データ・断熱等性能等級を書面で受け取ります。
気密測定も合わせて実施すると、断熱と気密の両面での性能確認ができます。

地域別断熱リフォームを成功させるための心得
断熱リフォームは地域の気候に最適化した仕様を選ぶことが最も重要です。
北海道の業者が関東の住宅を断熱する場合と、地元関東の断熱専門業者が施工する場合では、地域の気候特性への理解が異なります。
可能であれば地元で長年の実績がある断熱専門業者を選ぶことが、最適な仕様提案・施工品質の両面で有利です。また地域区分ごとに補助金の要件・金額が異なるため、地域に詳しい業者は補助金申請のサポートも効果的に行えます。
断熱リフォームは一度行えば数十年にわたって効果が持続する長期投資です。地域の専門家を信頼し、最適なプランで快適・省エネな住まいを実現してください。
地域別断熱の最新トレンド(2026年)
2026年現在、断熱基準の引き上げが全国的なトレンドとなっています。2025年から新築住宅への断熱等性能等級4の義務化が始まり、既存住宅のリフォームにおいても等級5〜6を目標とする動きが加速しています。特に寒冷地(1〜3地域)では「脱炭素」を目指した高断熱リフォームへの補助が手厚くなっており、ZEH水準(断熱等性能等級5以上)の達成を条件とした補助制度が充実しています。温暖地(6〜7地域)でも猛暑対策として遮熱・断熱の重要性が再認識されており、「先進的窓リノベ事業」などの補助制度を活用した窓断熱リフォームが増加しています。自分の地域区分に合った最新の補助制度と断熱基準を確認し、適切なタイミングで断熱リフォームに着手することをおすすめします。
断熱基準は地域区分(1〜8)によって大きく異なり、北海道(1〜2地域)は最高レベルの断熱が必要で、沖縄(8地域)は冬の断熱よりも遮熱が最優先です。
関東・関西などの6地域ではZEH基準(UA値0.60以下)を目標に窓・天井・床の断熱を優先的に改修することをおすすめします。自分の地域区分を確認してから、最適な仕様と補助金活用プランを専門家に相談しましょう。日本の多様な気候に対応した断熱リフォームで、年間を通じて快適・省エネな住まいを実現してください。
補助金制度が充実している今こそ、断熱リフォームに踏み出す絶好のタイミングです。
※本記事について
掲載している費用は一般的な相場の目安です。実際の工事費用は、住宅の状況や施工内容、使用する材料などによって異なります。
また、補助金制度は実施状況や予算、対象条件、申請期間などにより内容が変更・終了する場合があります。最新の情報は各制度の公式発表をご確認いただくか、お気軽にお問い合わせください。


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