雨漏り

雨漏りの兆候（シミ、カビなど）を室内と屋根の両面から徹底的に調査し、原因となる箇所（屋根材の破損、隙間、雨樋の不具合など）を特定します。雨漏りは建物の構造材を腐食させ、シロアリ発生のリスクも高めます。放置すると大規模な修繕が必要になるため、早期の原因特定と適切な対策が不可欠です。

ひび割れ

屋根材（瓦、スレートなど）のひび割れの数、大きさ、発生箇所を詳細に確認します。特にスレート屋根のひび割れは、雨水が内部に浸入し、屋根材の劣化や下地の腐食を招きます。ひび割れから雨漏りに発展するケースも多いため、表面的なひび割れでも見逃さず、専門家による診断と適切な補修が重要です。

コケ、カビ、藻

屋根全体のコケ、カビ、藻の発生範囲と密度、特に日当たりが悪い箇所や水が溜まりやすい箇所を重点的にチェックします。これらは屋根材が常に湿った状態になっているサインであり、屋根材の防水性や耐久性を低下させ、屋根材の破損につながります。屋根材の寿命を縮めないためにも、早期発見、早期対処が重要です。

劣化

屋根材の色褪せ、表面の塗膜の剥がれ、屋根材自体の変形や反りなどを総合的に判断します。これらの劣化は、屋根材が紫外線や雨風に晒され、保護機能が失われている証拠です。放置するとひび割れやこけの発生などにつながり、屋根材の防水性が失われ、最終的には雨漏りや下地の腐食につながるため、屋根材の種類に応じた適切なメンテナンス時期を見極めることが必要です。