ひび割れ

ひび割れの幅や深さ、発生箇所、進行度合いを詳細に確認します。髪の毛のような細いひび割れ（ヘアークラック）は問題ないことも多いですが、幅の広いひび割れ（構造クラック）は、構造上の危険信号の可能性も。また、湿気や結露による内部の鉄筋のサビなど、放置すると被害が拡大する恐れがあるため、早めの専門家による診断が不可欠です。

劣化・剥がれ

コンクリートの表面が剥がれたり、欠けたりしている範囲や深さ、内部の鉄筋が露出していないかなどを重点的にチェックします。コンクリートの劣化は、基礎の耐久性を低下させ、建物の安全性に影響を及ぼします。特に鉄筋が露出している場合は、サビが進行し、基礎の強度が著しく低下するため、早期の補修が必要です。

腐食

基礎の「変色、カビ、白い粉吹き（白華現象）」など、湿気や水分浸入の兆候を徹底的に確認します。特に床下は湿気がこもりやすく、木材の腐朽やシロアリ被害の温床となることも。基礎内部の鉄筋のサビ（腐食）は、基礎の強度を著しく低下させ、地震時の倒壊リスクを高めるため、見えない部分の腐食を見つけることが非常に重要です。